タグクラウド(たぐくらうど)情報システム用語事典

tag cloud / タグクラウド

» 2007年02月28日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 ソーシャルタギングを行うサイトなどにおいてよく利用されるユーザーインターフェイスで、タグの登録件数や出現頻度、人気度、重要度などを何らかの方法で表現したタグのリストのこと。テキスト文字列を使いながら、視覚的にその割合や重みを表すグラフでもある。

 リストの配置は固定的なものではなく、タグの件数や頻度の推移に応じて動的に変化することから、tag cloud(タグの雲)と呼ばれる。使用されているタグをアルファベット(50音)順に並べ、件数や頻度が相対的に多いものを大きな文字で強調して表示するのが代表的スタイルである。

ALT タグクラウドのイメージ

 タグクラウドを最初に採用したのは、写真共有サイト「flickr」だといわれている。これは写真データに付与されたタグ(メタデータ)を表示するものだが、このほかにソーシャルブックマークをはじめ、さまざまなソーシャルタギング・サービスで使われている。また、ブログ構築ソフトやグループウェアでも実装が進んでおり、さらに検索エンジンにおける検索語のヒットの度合い、一般のテキスト(文章)における単語の出現度合いなど、厳密にはタグではない文字を表示する、“タグクラウド風”の情報デザインも各方面でよく見られるようになっている。

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