北京出張報告編?北京ダックはやっぱりうまい!現地からお届け!中国オフショア最新事情(7)(1/3 ページ)

今回は番外編として、筆者が2006年10月に行った北京出張の様子を紹介する。出張の目的は北京ITビジネス環境の視察である。5泊6日の日程中はオフショアベンダに加えて、中国市場で活躍するITベンチャー企業や、中国の最高学府である清華大学と北京大学を訪問した。

» 2007年03月13日 12時00分 公開
[幸地司,アイコーチ有限会社]

 今回は番外編として、筆者が2006年10月に行った北京出張の様子を紹介します。

 この北京出張では2006年10月26日(木)の夕方便にて、北京入りしました。出張の目的は、北京ITビジネス環境の視察です。筆者が10名以上を引率して、アウトソーシング事業者だけではなく、中国市場で活躍するITベンチャー企業の訪問も1つの目玉企画です。

初日?2日目:北京エリートの眼中に日本は入っていない!?

初日:しょっぱなから北京流の洗礼が

ALT 北京のホテルの吹き抜けの様子北京のホテルの吹き抜けの様子

初日、筆者たちは北京王府井にある2つのホテルに分散して宿泊しました。北京の国際空港からホテルに直行し、無事チェックインを済ませたまでは順調でしたが、早速ハプニングに見舞われました。

 男性2人の相部屋として予約したツアー参加者が案内されたのは、大きなダブルベッドが1つだけ存在する部屋でした。そこで、旅慣れたツアー同行者がロビーで苦情をいいます。別段大騒ぎするほどでもないのですが、あいにくほかに空き部屋がなかったため、その夜はエキストラベッドを入れて急場をしのぐことになりました。その準備に予想以上に時間を食ってしまったため、筆者たちは北京到着早々ダウンしてしまいました。

宿泊先:

北京国際芸苑皇冠飯店

http://www.crowneplaza.com/



 次に別のホテルに向かって、ツアー別部隊のチェックイン手続きに移ります。先ほどのトラブルが長引いたため、予定のチェックイン時刻を過ぎています。すると、突然、ホテル側から予約は自動的にキャンセルされたとの旨を聞かされました。理由は「チェックイン時刻を過ぎたから」。そして再び目が点になります。気を取り直して再予約を試みるも、あいにく満室御礼とのこと。その後30分以上かけて、近くのホテルを探してもらう羽目に。初日から楽しい思い出がいっぱいでした。しかし、中国ではこのくらいのハプニングは愛嬌(あいきょう)です。

 結局、筆者が宿泊したホテルは王府井にある3つ星ホテルになりました。広い室内にツインベッド、熱いお湯がじゃんじゃん出るバスタブ付きで、お値段なんと240元(約3500円)。

 最初、詐欺かと思いましたが、ホテルの外装内装が古ぼけているので外国人には不評のようです。「それで、10月の観光シーズンにもかかわらずこんなに安いのか」と妙に納得してしまいました。

宿泊先:

北京王府井永光賓館

北京王府井北口東安門大街43号

電話:+86-10-6526-5558



2日目:北京大学生のきつ?い一言

 2006年10月27日(金) 大型バスをチャーターして早朝から精力的に動きました。午前中は日系メーカー2社の工場見学です。昼食後にJETRO(日本貿易振興機構)北京事務所を訪問して、中国経済の最新動向と北京事情のレクチャーを受けました。その後、北京大学MBAの教授・学生らと楽しい懇談。筆者は、英国出身の長身女性と香港出身の男性と会話を楽しみました。

ツアー参加者「日本語を勉強して対日ビジネスをしたいと思いませんか?」

北京大学MBA学生「いいえ、まったく望みません。これから日本語を学ぶのは時間の無駄だと思います」

 と一部では、こんな会話も交わされていました。

 筆者は北京大学MBA学生との談笑の場を離れて、一足先にオフショア開発交流会の会場となる京倫飯店に向かいました。そこで筆者は、北京名物の交通状態にハマりながらも、なんとか交流会の開始わずか10分前に無事会場入りできました。オフショア開発の関係者約20名、日本からのツアー参加者&日中ビジネス支援者が20名、総勢40名近くによる楽しい2時間半でした。

 北京ではオフショア関係者同士の横のつながりが意外と弱いので、こうした交流会を定期的に開催してほしいという声が多かったです。筆者も北京の土地勘をある程度つかめたので、次回訪問時はセミナー開催に挑戦したいと思います。

交流会会場:

京倫飯店(JingLun Hotel)http://www.jinglunhotel.com/jpindex.html

北京市建国門外大街3号

電話:+86-10-65002266-8143/8144



 パーティー終了後は、タクシーを飛ばして、視覚障害者が施術するマッサージ店で1日の疲れを癒やします。現地人化した日本人の方に案内してもらったので、完全にローカル向けの店でした。免疫のない方はいかないように!

全身按摩 60分 40元
足底按摩 50分 30元
局部按摩 30分 20元

マッサージ店:

東方奇星/盲人保健按摩中心(マッサージ店)



 25時過ぎ(日本時間26時)、ようやく長い一日が終了したのです。

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