ミック経済研究所は5月7日、国内データセンターの消費電力が今後5年間で2倍近くに増加するとの調査結果を発表した。年平均13%で増加する計算で、ミック経済研究所は省エネ対策の必要性を指摘している。
現在の省エネ対策がそのまま継続される場合、2007年度で57億KwH(キロワット時)だった消費電力は、2012年には107億KwHに増加するという。消費電力が増えるのはハウジングサービスを行う中堅データセンター事業者の事業拡大が予測されることが理由。データセンターの総床面積は2007年度から2009年度まで年平均13%で伸びると予測していて、消費電力を押し上げる。
2007年度の国内データセンター市場は1兆1600億円規模。今後は年率7%程度の成長を予測していて、2012年には1兆6300億円の市場規模になると見ている。
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