多数のSaaSアプリケーションを提供しているZohoは5月13日、従来のZohoアカウントに加えて、Googleアカウントや米Yahoo!のアカウントでもログインしてサービスを使えるようにしたと発表した。非Zohoユーザーが新たにZohoアカウントを取得しなくても、Zohoを使った文書共有に参加できるようになる。
GoogleやYahoo!のアカウントを使ったログインは、両社が提供する認証APIを使って実現している。Zohoのログイン画面にGoogle、Yahoo!アカウントでログインするためのリンクが設定されていて、クリックするとZohoアカウントとの紐付けを行う。一度、紐付けを行えば、Google、Yahoo!のアカウントで直接、Zohoにログインできる。
Google、Yahoo!アカウントに対応したことで、両アカウントをもっていれば、新たにZohoアカウントを取得することなく、Zohoを利用したコラボレーションに参加できる。Zohoユーザーから見ても、非Zohoユーザーをコラボレーションに誘いやすくなる。
Google ドキュメントを大幅に上回る多数のアプリケーションを提供しながら、Zohoのアプリケーションの注目度はいまひとつ。今回のGoogle、Yahoo!アカウントの対応は、これまで以上に幅広いユーザーに使ってもらい、よさを知ってもらいたいという思いがあるようだ。Zohoは公式ブログで、ネット上のアンケート結果から、
ということが分かったと説明している。つまり、「使ってもらえればGoogle ドキュメントよりも、よいと思ってもらえる」と考えたことが背景にあるようだ。
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