日立電サ、VMware Viewを使用したデスクトップ仮想化TCO削減効果やネットワーク環境を事前に無料調査

» 2011年02月22日 00時00分 公開
[大津心,@IT]

 日立電子サービス(日立電サ)は2月22日、デスクトップ仮想化の設計から運用保守まで提供するオンプレミス型サービス「デスクトップ仮想化ソリューション」の提供を開始すると発表した。価格は、最小構成の50ユーザーの場合で378万円から。

 デスクトップ仮想化ソリューションは、日立電サがデスクトップ仮想化システムの設計から運用までをワンストップで提供するサービス。デスクトップを仮想化することで、情報漏えいリスクや運用管理コストの低減につながるとしている。デスクトップ仮想化ソフトウェアには「VMware View」を使用する。

 同社では、運用コスト削減効果をユーザーに示すためにTCO削減効果を無料で試算。具体的には、従来型のクライアントPCとデスクトップ仮想化システムの初期導入/保守サポートコストを比較。ユーザーと管理者の運用管理コストを加えた「総合的なTCO削減効果」を無料で試算し、ユーザーに提示する。実際にユーザー環境や運用管理業務のヒアリングを行った上で試算するため、客観的な評価が可能だとしている。

 そのほか、事前にネットワーク環境を評価する「ネットワークアセスメントサービス」も用意。デスクトップ仮想化システムでは、ネットワーク帯域がボトルネックとなり得るため、正常に動作するかを事前に評価し、必要に応じて帯域を強化するのが重要なポイントとなるためだ。

 日立電サでは、これらのサービスをVMware認定技術者や全国320拠点の機動力を生かした24時間365日のリモート監視サービスでサポートするという。販売目標は2012年度までに売上高15億円を目指す。

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