コンビニで音楽を買い、デジカメ画像を即日プリント――広がるメモステの用途

[渡邊宏，ITmedia]

　お台場・アクアシティのメディアージュで開催されている「Memory Stick Planet」はメモリースティックを利用した各種の製品・サービスを体験できるイベント。イベントの概要はこちら、「コンテンツ」のゾーンに関してはこちらを見てもらうことにして、ここでは「ミュージック」と「イメージング」の体験ゾーンで気になるものをチェック。

音楽配信の波はコンビニからも

　ミュージックゾーンでは、コンビニに設置されているキオスク端末「Famiポート」からメモリースティックへ音楽を買うまでの流れを体験できる。

ファミリーマートに設置されているキオスク端末「Famiポート」

　音楽を購入するまでの手続きは非常に簡単。タッチパネルで音楽購入を選び、好きなアーティストや曲名を探し、ボタンを押すだけ。端末には1週間に1度、オンラインで最新曲が配信されるので、端末は常時、最新楽曲を収録した状態に保たれる。

　PCを使って自宅で配信サービスを利用するよりも選択の幅は狭くなってしまうが、身近なコンビニで、最新ヒット曲を24時間いつでも購入できる利便性は代え難いものがある。

Famiポートの購入画面。タッチパネルに触るだけというわかりやすさが魅力

　そうして購入した楽曲をメモリースティックに収納しておけば、PCや携帯電話はもちろん、エニーミュージック対応機種やネットワークウォークマン、CLIE、HDDカーオーディオなど様々な機器・場所でお気に入りの音楽が楽しめる。

最新の携帯電話「SO506iC」もメモリースティックスロットを備えており、Famiポートで購入した楽曲を楽しめる

メモリースティックスロットを備えたHDDカーオーディオ「MEX-1HD」

　また、このFamiポートでは、デジカメや携帯電話で撮影した画像をメモリースティック経由でプリントすることもできる。フレームをつけたり、スタンプを押すなど、プリクラ感覚で写真プリントが楽しめる。特にフレームは種類も充実しており、各種のキャラクターや雑誌の表紙風、カレンダーなどさまざまに加工できる。

メモリースティックは右上に差し込む。メモリースティックDuoを利用する場合にはアダプタが必要になるので、持参するのを忘れないように

デジカメ画像、撮ったら活用

　イメージングのゾーンでは、デジカメで撮影した画像の活用法を体験できる。

イメージステーションのコーナー

　イメージステーションは7月1日にリニューアル、撮影した画像をオンラインアルバムに収録して楽しむことができるのは変わらずだが、リニューアルに伴い、デジカメ画像のオンラインプリンティングサービスにフォーカスしたサービスとして生まれ変わった。

　写真プリントのほか、アルバム製本とポストカードの作成が可能で、写真プリントの料金は21円〜。プリントは高画質印画紙を利用する「標準写真プリント」とコダックロイヤルペーパーを利用する「コダック・プリント」から選択可能で、宅配のほか「写真屋さん45」の店頭で受け取ることもできる。

　「気軽にプリントサービスを楽しんでもらえれば」というとおり、会員登録なしでも気軽にプリントサービスが利用できるほか、写真屋さん45の店頭受け取りを利用すれば、“朝出して夕方受け取り”というクイックプリントも可能だ。

　また、画像の保存が目的ならば、オンラインデータストレージサービスの「ウェブポケット」を利用したい。100Mバイト/250円から1Gバイト/3000円（いずれも月額）と容量にあわせた5コースが用意されており、会員同士のファイル共有や大容量データのやりとりに利用できる。

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会場に展示されていた電子ブック「リブリエ」。本体にも約10Mバイトのメモリを内蔵するが、512Mバイトのメモリースティックを用意すれば、小説約500冊が収納できる