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» 2007年05月28日 10時00分 公開

シンプル&ベーシック、選べる5色カラーの「YP-U3」

MP3プレーヤーは急速に進化し、性能的な不満を覚えることはなくなった。だが、シンプル&ベーシックな製品を探すと、意外なほどその選択肢の幅は狭いことに気が付く。そんな時、手にして欲しいのが5色のカラーバリエーションを備えたサムスンの「YP-U3」だ。

[ITmedia]
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photo YP-U3

 “音楽を常に持ち歩きたい”という思いは多くの人が持つものだ。デジタルオーディプレーヤーの進化は、技術の進歩はもちろん、こうした人々の思いに応える形で成し遂げられてきたと言っていいだろう。そうして多くのデジタルオーディオプレーヤーが市場に登場し、もはや珍しいものではなくなった。

 多くの製品のリスニングや基本的な性能については、ほぼ満足のいくレベルに達していると言える。ただ、洋服やアクセサリーのように、“個人の求めるスタイル”を満たすまでの多様性を持つまでに至ったといえるだろうか。洋服に例えればプレーンなTシャツのように、バリエーションが豊富で、シンプルだけど飽きがこない、機能も十分に満たしている――そんな製品は実のところなかなか見あたらない。

 そんな“素肌感覚”のデジタルオーディオプレーヤーを探している人にぜひ手にとってほしいのが、サムスンの「YP-U3」だ。

トータルコーディネートされた5色展開

 YP-U3をデジタルオーディオプレーヤーとして見る前にまず注目したいのが、用意された豊富なカラーバリエーション。精悍なブラック、シンプルなホワイト、柔らかなグリーン、さわやかなブルー、ポップなピンクと5色が用意されており、これだけでもどれを手に取るか迷ってしまうほど。

 同様の多色展開を行う製品もあるが、本製品では付属するイヤフォンとコードリールまで本体カラーと見事に統一されている。バッグやサイフ、携帯電話などと同様、常に携帯するデジタルオーディオプレーヤーだけに、こうしたカラーリングのトータルコーディネートはありがたいものだ。お気に入りの色で統一されているだけでも、愛着は一層深まることは間違いない。

photophotophoto ブラック、ホワイト、グリーン、ブルー、ピンクの5色展開。付属するイヤフォンとコードリールまで本体と同じカラーになっている

 本体はプラスチック製で金属的な高級感はないものの、適度にカドを落としたフォルムと柔らかなカラーリングは暖かみや可愛らしさを醸し出している。これまでのデジタルオーディオプレーヤーではいかにもAV機器然としたストイックな雰囲気を持つ製品が多かったが、本製品はその正反対をいく。この柔らかさや軽快さ、ポップさはなかなか得難いものだ。

利便性を高めるスライド式USBコネクタ

 本体を手にしてもルックスからのイメージが損なわれることはない。スライド式のUSBコネクタが採用されており、武骨さは一切感じさせないほか、22.8グラムという軽さと11ミリという薄さは、身につけていても本製品がオーディオ機器であることを忘れてしまいそうだ。

 縦横サイズは25.4(横)×80(縦)ミリで、本体下部にはスライド式USBコネクタ、上部にはストラップを通すためのアーチとイヤフォン端子が設けられている。USBコネクタは側面のスイッチをスライドさせると本体内から“シャキッ”と飛び出してくるギミックが採用されている。

photophoto 胸ポケットに入れても重さを感じることはまったくない(左)、特徴的なスライド式のUSBコネクタ(右)

 USBメモリとしても利用できる本製品のようなフラッシュメモリプレーヤーを利用する際、USBコネクタは本体と一体化している方が便利だが、キャップ式の場合にはキャップを無くしてしまうという不安がつきまとう。本製品はキャップを無くす心配はない上に、コネクタが収納できるので不意のコネクタ破損を防ぐこともできるので、携帯時の安心感は高い。

タッチパッドで軽快操作

 電源には内蔵のリチウムポリマー充電池を利用。充電はUSB接続時に行うスタイルで、1時間半の充電で約15時間の連続再生が行える。これだけのスリムサイズながらこの再生時間はありがたい。これだけの長時間利用が可能ならば、日々の通学通勤でそうそう電池切れになることはないはずだ。

 本体前面には有機ELディスプレイ(OLED)とメインの操作インタフェースであるタッチパッド、側面にはA-Bリピート/録音ボタンと再生/一時停止ボタンが設けられている。このタッチパッドは指でなぞるように操作するのだが、ストロークがないので最初は戸惑うかもしれない。ただ、少し操作していればすぐに慣れることができる。4行表示可能なOLEDの下にはホールドスイッチも用意されている。ロックしておけば、うっかりナビゲーションボタンを触ってしまっても問題ない。

 実際に持ち運んで利用してみると、再生/一時停止ボタンがほかの操作ボタンと独立してレイアウトされているのが、とても好ましく感じた。再生/一時停止ボタンは電源ボタンも兼ねているので自然とその使用頻度は高くなるのだが、側面にあるので、手探りでも操作できる。これはありがたい。

photophoto 感圧式のタッチパッドは指を滑らすようにして操作する(左)、電源ボタンを兼ねる再生/一時停止は独立している(右)

 転送については付属のライブラリソフト「Samsung Media Studio」を利用してもよいが、ドラッグ&ドロップによる転送にも対応する。やり方は簡単で、PC接続後に「Music」フォルダへファイルもしくはフォルダをそのままドラッグ&ドロップするだけ。「アーティスト」――「アルバム名」といった階層構造も認識されるので、既にHDDにライブラリを構築している場合はドラッグ&ドロップで転送した方が分かりやすいだろう。

 再生できるファイルフォーマットはMP3/WMA/OGGの3種類。もちろんWindows DRMにも対応しているので、各種の音楽配信サービスで購入した楽曲も楽しめるが、定額制サービスには対応しない。対応ビットレートはMP3が8Kbps〜320Kbps、WMAが48Kbps〜192Kbps、OGGがQ0〜Q10。MP3のID3タグ(ID3 V1、ID3 V2 2.0)にも対応する。

photophoto 付属ライブラリソフト「Samsung Media Studio」(左)、ドラッグ&ドロップでの転送にも対する(右)

シンプルな操作性、語学学習にも役立つユーザーボタン

 転送が完了すれば、本製品で音楽が楽しめる。本体前面の有機ELディスプレイは単色だが、輝度が高く、視認性もよい。再生/一時停止ボタンの長押しで電源のON/OFFが行え、音楽ファイルをルートに転送しているならばメインメニューから「Music」を選択するだけで再生できる。

photophotophoto メインメニュー。音楽再生のほか、FMラジオとボイスレコーディングの機能も用意されている

 タッチパッドの左右で曲の早送り/早戻し、上下で音量の調節が行える。再生/一時停止ボタンは独立して配置されているほか、早送り/早戻しなどの機能を示すマークがプリントされており、操作に迷いを覚えることはない。

 「アーティスト名」―「アルバム名」といった階層構造を転送している場合でも操作方法は同様だ。操作については、再生/一時停止ボタンで「決定」、矢印のボタンで「戻る」となっているので、これだけ覚えておけばよい。非常にシンプルで分かりやすい操作性を備えているといえる。

 音響効果については、音場を広げるほか低音を強調して立体的な音響を実現する「DNSe」(Digital Natural Sound Engine)のほか、9バンドイコライザーを搭載しており、好みに応じたサウンドセッティングが行える。DNSeのなかには「3Dスタジオ」「3Dステージ」など立体感を強調する設定も用意されているが、これらの効果はかなり強力なので、使いどころには注意したい。

 また、再生ボタンの隣にあるユーザーボタンには「区間リピート」「DNSe」「再生速度」「再生モード」のいずれかの機能をショートカットとして割り当てることもできる。聴いている音楽にあわせて音響効果を変更するのもいいが、「再生速度」にしておくとワンプッシュで再生速度を6段階に変更できるので、語学学習の際にも役立つだろう。

photophotophoto パッケージにはクリップも付属しており、利用すればジャケットのエリなどへ簡単に取り付けられる

 YP-U3をひと言で表現するならば「シンプル」に尽きるが、イヤフォンまでも含めた5色のカラーバリエーションや利便性の高いスライド式USBコネクタ、スリムなボディ、分かりやすい操作性と相まって、単にシンプルなだけではなく、「ベーシック」なデジタルオーディオプレーヤーとして万人に勧められる製品となっている。

 容量は1G/2G/4Gバイトと3種類が用意されており、価格も6980円/8980円/1万3800円と手頃な価格に設定されている。音楽を楽しむだけではなく、色を選ぶ楽しみも気軽に味わえる、YP-U3はそんなデジタルオーディオプレーヤーだ。

※写真は一部製品版と異なります

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