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フルHD動画が撮影できる光学20倍ズーム機「PowerShot SX1 IS」

» 2008年09月17日 13時00分 公開
[ITmedia]

 キヤノンは9月17日、デジタルカメラ「PowerShot SX1 IS」を12月より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は7万円前後。

photo 「PowerShot SX1 IS」

 同時発表された「PowerShot SX10 IS」と同様、光学20倍ズームレンズにバリアングル液晶を備えるが、フルハイビジョン(1920×1080ピクセル)の動画撮影機能を備えた。

 搭載する撮像素子は1/2.3型 総画素数1180万画素CMOSセンサー。センサーそのもののアスペクト比は4:3だが、16:9専用のデータ読みだし領域を備えており、有効画素数は4:3撮影時が約1000万画素、16:9時が840万画素となる。アスペクト比を変更するボタンも用意されており、動画/静止画いずれの撮影時でも設定を素早く変更できる。

 動画のファイル形式は.MOV(映像はMPEG-4/H.264、音声はリニアPCMステレオ)で、1920×1080(16:9)、640×480(4:3)、320×240(4:3 以上カッコ内はアスペクト比)の3段階に切り替えられる。静止画の記録が素数は3648×2736、2816×2112、2272×1704、1600×1200、640×480、3840×2160、1920×1080(以上 ピクセル)。

 レンズはPowerShot SX10 ISと同じく、光学式手ブレ補正搭載の28〜560ミリ(35ミリ換算 4:3時、16:9時の焦点距離は29〜580ミリ)光学20倍ズームレンズ。4倍のデジタルズームも備えており、併用することで最大80倍の望遠撮影が行える。なお、読み出し領域の任意指定が可能なCMOSセンサーの特性を生かし、フルHD動画撮影時に画質劣化なしでの望遠撮影が可能なデジタルテレコンも利用可能で、本機能を利用した際には約40倍(1160ミリ相当)の望遠動画撮影が行えることになる。

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 液晶は2.8型ワイド(23万画素)で、可動によって撮影時の自由度を高めてくれるバリアングル式。液晶ビューファインダーも0.4型のワイドタイプを搭載する。本体にはHDMIコネクターを備えており、カメラとテレビを直接接続して撮影した動画/静止画を楽しむこともできる。

 サイズは127.5(幅)×88.3(幅)×87.7(奥行き)ミリ、約585グラム。電源には単三形アルカリ乾電池もしくはニッケル水素電池を利用し、アルカリ乾電池使用時で約160枚、ニッケル水素電池利用時で約420枚の静止画撮影が行える(枚数はいずれもCIPA規格)。パッケージにはレンズフードや撮影/再生時に便利なワイヤレスリモコンも付属する。

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