魚眼レンズや2台同時接続でさらに楽しい! カシオの「EX-FR200」はこんなに遊べる(1/3 ページ)

カシオ計算機のOutdoor Recorderのラインアップに、魚眼レンズを搭載し、前方180度や全天周が収められる「EX-FR200」が登場。2台同時接続などを実際に試してみると、とにかく面白いのだ。

» 2016年09月16日 10時00分 公開
[荻窪圭PR/ITmedia]
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 今一番変わり種で面白いデジタルカメラといえばカシオ計算機の“Outdoor Recorder”だろう。

 カメラ部とコントローラー部(モニター部)が分離していて、無線でつながっているので、カメラをどこにどう置いても写真が撮れるのが斬新なのだ。初代の「EX-FR10」が登場したときには、「フリースタイル」での撮影が可能になることが大きく注目された。その後、画質や機能を向上させた「EX-FR100」が登場し、カメラを意識せずにベストなタイミングできれいな写真や動画が撮れるようになった。

 今回紹介する「EX-FR200」(以下FR200)は、このフリースタイルでの撮影をさらに楽しくしてくれるモデルとして登場した。

 FR200のポイントは2つある。1つはレンズが魚眼レンズになったこと。前に向けると前方185度分が撮れる。レンズを真上に向ければ、全天周の360度が撮影できる。FR100以上にライブ感あふれる写真や動画を撮れるのだ。

Outdoor Recorder EX-FR200 これがEX-FR200

 もう1つは「カメラ2台を同時に使える」ようになったこと。斬新すぎて吠えそうなレベルだ。吠える前に、いったいこれがどんなカメラなのかから分析したい。

FR200はこんなカメラ

 まずはFRシリーズを知らない人もいると思うので、基本的なところから見ていくのである。これがFR200だ。

Outdoor Recorder EX-FR200 縦長のボディで上がカメラ部、下がコントローラー部である

 標準の状態でレンズがこっちを向いてるので、モニターに撮影してるわたしが思い切り写っているけれどもこれで正常。画面はタッチパネル。カメラ部をパタンと向こうへ倒すと通常のカメラとして、向こうのものが撮れる。

Outdoor Recorder EX-FR200 裏側に倒すとこうなる。ちょっと分厚くなるが、こうすると普通のカメラのように向こう側を撮れる。レンズがぷくんと丸く飛び出ているのは「魚眼レンズ」だから
Outdoor Recorder EX-FR200 カメラが裏側に回っているので画面は普通のデジカメみたいになる

 でも、モニターは横位置なのに撮れる写真が縦位置なのはちょっと使いにくい。そんなときはカメラを90度回しちゃえばいい。

 回すとこうなる。

Outdoor Recorder EX-FR200 さきほどの横からの写真との違いはカメラ部。カメラ部を90度回転させたので、電源やシャッターボタンがこちら側にきているのだ。一番右にあるスイッチを倒してカメラ部を回せる
Outdoor Recorder EX-FR200 無事横位置で撮れるようになりました

 個人的にはカメラ部を少しだけ倒して、こういう状態で撮るのが好み。

Outdoor Recorder EX-FR200 カメラ部を90度曲げてその凹みに指をいれて支え、モニタを見下ろしながら胸からおなかの高さで撮るのだ

 これだけで、写真はもっと自由に遊ぶものだ、と思っている“ギミック好き”にはたまらんわけである。

 なお、魚眼レンズを搭載したことで、レンズ部が飛び出ているため、ぶつけて傷付けやしないかと心配する方もいるかと思うけど、そこはまあ大丈夫。なぜなら、レンズ部にはめるキャップがついてくるから。

Outdoor Recorder EX-FR200 こういうキャップが付属するのだ

 そして、実はこのドーム状の部分は保護用のパーツであり、傷付けちゃいけない大事なレンズはその中にあるのだ。この保護用のドームは外せるので、傷付いても交換可能である。

Outdoor Recorder EX-FR200 はずしてみた

 さてここまでは普通のカメラ(でもないけど)。FR200の真骨頂はこの先にある。コントローラ側面のRELEASEボタンを押して、カメラ部を引き抜けるのだ。

Outdoor Recorder EX-FR200 このボタンを押すとロックがはずれるので
Outdoor Recorder EX-FR200 カメラ部を引き抜くべし

 そしてカメラ部にあるプレートを使ってカメラを立ててやるとこんな風にワイヤレスカメラのできあがり。

Outdoor Recorder EX-FR200 カメラ部とコントローラが分離したの図
Outdoor Recorder EX-FR200 こんな風にカメラをしかけておける。離れたところから撮れるのだ

 アイデア次第で普通じゃ撮れない写真を簡単に撮れるってのが分かってきたかと思う。

Outdoor Recorder EX-FR200 猫を魚眼で撮ってみたり。室内でもけっこうきれいに撮れるのはさすが

 脱着の構造はシンプルで、初代FRであるFR10からずっと同じで互換性があるので、レンズ部の形状の影響がない、トライポッドマウンター「EAM-1」やマルチアングルクリップ「EAM-2」、マルチアングルベルトセット「EAM-3」、マルチアングルスティック「EAM-4」といったアクセサリーはそのまま使える。このカメラに付いているプレートは金属製なので、何なら地面にぶっさして固定してもいい。

 このカメラ部に、カメラとしての機能はほぼすべて詰まってると思っていい。microUSB端子で充電やPCへのデータ転送もできるし、microSDカードもカメラ部に入っているし、もちろんレンズもイメージセンサーも画像処理回路もバッテリーも入っている。ここだけ見れば「アクションカメラ」や「ウェアラブルカメラ」と同じだ。コントローラー部にはモニターとバッテリーと必要な回路だけが搭載されている。

 じゃあFR200はアクションカメラなのか、というとちと違う。

 コントローラー部とカメラ部はBluetooth smartで常時つながっていて、コントローラー部の電源を入れると連動してカメラの電源も入り、すぐつながってすぐ撮れるのだ。ここがWi-Fiでスマホやモニターと接続するウェアラブルカメラと違うところ。

 だからストレスなく分離独立リモート撮影ができるのだ。

 さて、仕組みが分かったところで実際に撮ってみよう。

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