さてこれだけでも十分面白いのだが、魚眼レンズだけだと使いどころが限られるよねと思うかもしれない。そんなときはFR100も使えばいいのである。それも「カメラ部分」だけ。
実はFR200では、1つのコントローラーで2台までカメラをコントロールできるようになったのだ。しかもFR100も対象なのである。FR100ユーザー向けには、ファームウェアのバージョンアップが提供予定だ。またFR200の発売と同時に、FR100とFR200の「カメラだけ」バージョンも発売される。
1つのコントローラーにFR200とFR100の両方を登録しておけば、どちらか片方を使ってもいいし、両方同時に使うこともできる。
まずはメニューの「マルチカメラ登録」から2台目のカメラを登録する。最初はボタン2つを長押し、的な操作が必要にはなるが、一度コントローラー側にカメラ部を覚えさせたら、次からは面倒な操作は不要だ。使いたいカメラの電源を入れ、コントローラーの電源をいれればそれでつながるのである。
2台同時に使いたいときはどうするか。右下にある「カメラ+」をタップする。
そうすると自動的に近くに電源が入って登録されているカメラ部があるかどうかを調べ、あったらあっさり接続完了。2台つながったら画面はこうなる。カメラ1と2のどちらを使うか、両方同時に使うかを選べるのだ。
カメラ1と2を切り替えるボタンをタップすれば、すぐに切り替えられる。FR100とFR200を持っていたら、違う画角のカメラを切り替えて使えるのだ。
1と2の同時利用ボタンをタップするとどうなるかというと、こうなる。これがもう面白くてたまらんのだ。
このように2つ同時に使えるのだ。コントローラーのシャッターを押すと、両方で同時に撮影できるのである。
ただ同時撮影しようと思ったら、片方をどこかに固定するか、片方を誰かに持ってもらうなどしないと、両手に持って撮影はちと無理。
そこで各種アクセサリの出番だ。
とりあえず三脚用のマウンター「EAM-1」は必須だ。
これをガチャッとはめ込めばそれでOK。
一脚(自撮り棒でもOK)の先に付ければさらに普段撮れないアングルからもいける。
そして、FR200は防水である。じゃあ一脚の先ににつけて水没だ、というわけでやってみたのがこちら。
ではせっかくだから2台同時に撮ってみよう、というわけで、自転車の前後に付けてみた。
さて、前後で撮影した映像それぞれが手元にできた。それをどうすると楽しいか。やっぱ両方を同期して再生したい。
そのために用意されたのが「EXILIM ALBUM」アプリだ。録った映像をスマホに転送して、専用アプリEXILIM ALBUMを立ち上げるのである。
するとスマホに入ってる写真や動画が日付別に並ぶのだが、よく見るとなにやらバッヂが付いたファイルがある。
実はこれ、2つのカメラで同期して撮った写真や動画の印なのである。この印が付いた動画をアプリで再生すると、このように上下(スマホを横向きにすると左右)に分かれた画面で2つの動画がリンクして再生されるのだ。
それを1本の動画にして吐き出したのがこれ。FR100とFR200でしかできない技である。
このアプリは1日の様子を自動的に1本の動画にまとめたり、縦にスクロールするタイムライン表示にしたりして、その日を振り返ることができるのだ。
もう1つ、とっても昭和な回転する遊具を見つけたので、そこにFR200を据え付けて回してみたら面白いんじゃないかと思ってやってみた。
せっかくなのであと一歩踏み込んでみようと、手に持ったFR100と連動させて回ることにしたのである。
で、確かに2台で魚眼でワイヤレスで自由な角度で自由に撮れるってものすごく面白いのだけど、大人の男が1人で遊具でぐるぐる回って喜んでいるという図はあんまりといえばあんまりである。自分でもそう思う。読んでる人もそう思ってると思う。
というわけで、後日公開予定の記事ではアクセサリーやアプリを駆使しつつ、もうちょっとリア充っぽく楽しんでみる。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2016年9月25日