Philips、トリプル対応のBDレコーダー試作機――BDパッケージは2005年後半の見通し
次世代光ディスク、Blu-ray Disc(BD)の推進を進めるBlu-ray Disc Association(BDA、旧称 Blu-ray Disc Foundation)は都内で記者会見を開催。ボードメンバーにハリウッドの映画会社、20世紀フォックスが参加したことを発表した。
BDAは、主要参加企業の代表者によって組織されるBoards of Directorsと呼ばれるセクションが最終的な意志決定を行う仕組みとなっており、20世紀フォックスはこのセクションに参加した14社目の企業となる。
「いま、この場所にいるのはもっとBDのことを知りたいからにほかならない。次世代光ディスク規格に対して、コンテンツ業界からの意見を注ぎたいという気持ちもある」(オニール氏)
しかし、オニール氏は、Boards of Directorsへの参加がイコール、同社コンテンツのBD化を意味するわけではないとも述べる。「この業界については期待を持って見つめている。が、現在合意していることは、関連企業と話し合い、著作権保護に携わっていきたいということだけ」と述べるにとどまった。
ソニー常務の西谷清氏は、「われわれにとっては、直接コンテンツホルダーから話を聞くことができ、商品としての完成度が上げることができるのが第一。20世紀フォックスがハリウッドのほかの映画会社から意見を吸い上げてくれるだろうし、他のスタジオにも、よりBDを理解してもらえるだろう」と20世紀フォックスの参加を歓迎する。
会場では「コンテンツホルダーをメンバーに加え、HD DVD陣営に対してどれだけの差をつけたと思うか?」という質問も飛び出したが、西谷氏は「特に比較をする話ではない」とコメント。
「BDというフォーマット自体が新しい技術を投入したもので、あらゆる用途に最適であると考えている。20世紀フォックスの参加によって、DVDにはないものを取り入れられるようになるはず。パッケージメディアが伸びることが更なる成長につながるはずであり、(20世紀フォックスの)参加は非常に有意義なことだ」(西谷氏)
また、会場にはフィリップスがBDレコーダーの試作機を展示していた。このレコーダーは「データ採取用の段階」(同社)だそうだが、ハーフハイトのドライブが搭載されるなど、試作機とは思えない仕上がりのよさが印象的だった。
CD/DVD/BDトリプル対応の自社製ピックアップが搭載されており、50Gバイトの容量を持つBD-RE double layerにも対応する。製品化時期や詳細な仕様は未定だが、「2005年後半ぐらいにはBDのパッケージメディアが発売されると見込んでいるので、それまでには製品化したい」(同社)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
デンマークの880万人分流出、原因はパスワード「123456」 ハッカー「侵入は難しくなかった」 現地報道
-
2
SBI証券のFXで“誤ロスカット” 再委託先IIJが作業ミス、システムでも検知できず 779口座が対象
-
3
「Google Play」、AI Studioで作った自作アプリを自分の端末で実行可能に AIでゲームを探す機能も
-
4
化粧品販売「アエナ」約81万人分の個人情報流出か 氏名やクレカ下4ケタ・有効期限など
-
5
デジハリ大、「Claude」を全学導入へ──国内初、“回数気にせず”使い放題に
-
6
ブックオフ漏えい、退会者21万人も対象 個人情報638万人分の外部送信を確認
-
7
キャッシュレスサービス「IDARE」、約13万人の個人情報漏えい 残高や取引履歴なども
-
8
Google、待望の新AIモデル「Gemini 4 Argon」一般提供を開始 推論の継続力を強化 一部ベンチでトップに
-
9
米Getty Imagesが破産申請へ AI画像の台頭で経営悪化、「報道写真」軸に年内の再建目指す
-
10
小中学校の校務に“自前運用”の国産LLM NTT西と茨木市が全国初の実証
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR