ハイビジョンを当たり前に――ソニー、18万円のHDビデオカメラ「HDR-HC1」
ソニーマーケティングは5月17日、HDV1080i方式デジタルHDビデオカメラ“ハイビジョンハンディカム”「HDR-HC1」を発表した。7月7日に発売する。価格はオープンで、店頭販売価格は18万円前後になる見込み。
同社は昨年9月に、放送局などで採用されている1080i方式のハイビジョン映像を記録・再生できる世界初の家庭用HDV1080i方式HDビデオカメラ「HDR-FX1」を発表。ハイビジョンでのビデオ撮影を、プロの世界からハイアマチュアレベルまで引き下げた画期的な商品だった。
今回のHDR-HC1は、価格をHDR-FX1(実売40万円前後)の半分以下にした普及タイプのHDビデオカメラ。HDR-FX1と同様に、DV規格(720×480ピクセル)の約4.5倍の映像サイズとなるハイビジョン映像(1440×1080ピクセル)で記録できるHDV1080i方式を採用している。
HDビデオカメラながらも、サイズは188(幅)×94(高さ)×71(奥行き)ミリで重さが約670グラム(撮影時770グラム)と片手で操作できる小型サイズを実現。「ハイビジョンビデオカメラとしては業界最小サイズ。従来のDVカメラ(ハイエンドモデル)よりひと回り大きい程度で、500ミリリットルのペットボトルを横にしたぐらいの大きさ。男性だけでなく女性にも扱えるサイズで、女性のカバンにもスッポリ入る」(同社)
ハイビジョン映像(1080i)を通常のDVカメラで使われている安価なミニDVテープに記録可能。本体内に搭載したハードウェアMPEG-2エンコーダ/デコーダを使ってMPEG-2方式で記録することで、従来のDV方式と同じ撮影時間(最長60分)を確保した。HDコーデックエンジンはHDR-FX1と同じで、高画質なMPEG-2記録が行えるという。
撮像素子には総画素数297万画素の自社開発1/3インチCMOSセンサー(原色フィルター)を使用。高速読み出し/ワイドダイナミックレンジ/スミアレス/低消費電力など、CMOSならではのメリットを持つ。有効画素数は動画が198万画素(16:9)/149万画素(4:3)、静止画が207万画素(16:9)/276万画素(4:3)。メモリースティックデュオのスロットを装備し、メモリースティックデュオ内に最大約2.8メガバイトの静止画記録が可能。また、撮影後のハイビジョン動画のテープから1.2メガピクセルの静止画を切り出せる機能も装備した。
液晶モニターには2.7インチワイド(12.3万画素)のタッチパネル機能付きハイブリッド液晶ディスプレイを使用。同社DVカメラに採用されている「液晶ヨコボタン」を搭載し、録画スタート/停止やズームなどの操作を簡単にした。ビューファインダーは0.54インチワイド(25.2万画素)の高精細タイプを採用。
レンズはカールツァイス「バリオ・ゾナーT*」を採用した光学10倍ズームで、焦点距離は5.1-51ミリ(41-480ミリ相当)。マニュアルフォーカスリングやズームリングを備えたほか、テレマクロ/拡大フォーカス/逆光補正の専用ボタンを装備するなどマニュアル撮影機能も充実。
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