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東芝、BDAに加入申請 BDプレーヤーやBD搭載PCを年末投入へ
東芝がBlu-ray Discの業界団体、BDAに加入申請。年末をめどにBDプレーヤーやBD搭載PCを投入する。
東芝は8月10日、Blu-ray Disc規格の検討策定を行う業界団体「Blu-ray Disc Association」(BDA)への加入申請を行ったと発表した。
同社は次世代光メディアとしてHD DVDを推進してきたが、2008年2月にHD DVD事業の終息を宣言(→HD DVD事業終息、東芝が宣言)。宣言時には西田社長(当時)は「BD製品の展開は検討していない」としていたが、今年6月には「事業化の可能性はあるが、具体的な製品計画はない」(同社広報)と態度を変化させていた。
加入申請の理由について同社では、「昨今のBD規格対応機器市場の拡大に加え、流通やユーザーの皆様のニーズを総合的に踏まえた結果、記録メディアのひとつとしてのBD規格に対応した機器の商品化を進めるために、関連情報が必要と判断」と説明している。
なお、具体的には年内をめどにBDプレーヤーやBDドライブ搭載PCの発売を目指すとしているが、製品内容や発売地域は検討中としている。
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