12メガCCD搭載、HD動画も撮影可能な20倍ズーム機「PowerShot SX20 IS」
28ミリからの20倍ズームを搭載したPowerShot SX10がバージョンアップ。CCDの高画素化を進めたほか、HD動画も撮影可能となった。
キヤノンは8月20日、超望遠撮影可能なコンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX20 IS」を8月27日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万5000円前後。
2008年9月に発表された「PowerShot SX10 IS」の後継機種。SX10 ISと同様の可動式のバリアングル液晶と高倍率の光学ズームレンズを搭載しており、レンズは最大で4段分の補正効果を持つレンズシフト式手ブレ補正搭載の35ミリ換算28〜560ミリ 光学20倍ズームレンズ。レンズはUSM(超音波モーター)とVCM(ボイスコイルモーター)の搭載により、素早いズーミングが可能となっている。
撮像素子はSX10 ISの1/2.3型 有効1000万画素CCDから1/2.3型 有効1210万画素CCDへと高画素化が図られたほか、動画機能も強化され最高1280×768ピクセル/30fpsのハイビジョン動画が撮影可能になった(SX10 ISは最高で640×480ピクセル/30fps)。ステレオマイクも搭載しており、44.1kHzの高品位な録音も行える。なお、動画撮影中もUSM/VCMによる高速かつ静かなズームとピントあわせが行える。
「こだわりオート」や顔優先AE、サーボAF/AE、目つぶり検出などでフルオート撮影の利便性も増しているほか、AF枠を自由に動かせるアクティブフレームコントロールや露出を自在に調整できるAEB撮影、マニュアルフォーカスしながらのLV連写なども可能になっており、さまざまな状況・幅広いユーザー層に対応できる。
バリアングル液晶(サイズは2.5型)の搭載によってハイ/ローアングルでの撮影も容易なほか、0.44型の電子ビューファインダーは視度調整も可能となっている。サイズは124(幅)×88.3(高さ)×86.9(奥行き)ミリ、約560グラム(本体のみ)。
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