ハイビジョンを“撮ってシェア”、ソニーからの新提案「bloggie」
ソニーからハイビジョン映像を撮影してすぐにネットで共有できる「モバイルHDスナップカメラ」“bloggie”「MHS-CM5」「MHS-PM5K」が登場。
ソニーは1月14日、“モバイルHDスナップカメラ”をうたう新機軸のビデオカメラ“bloggie”「MHS-CM5」「MHS-PM5K」を2月5日より販売開始すると発表した。価格はいずれもオープンで、実売想定価格はMHS-CM5が3万円前後。MHS-PM5Kが2万7000円前後。
YouTubeやブログ、各種SNS、メールなどインターネットのコミュニケーションサイト/サービスで容易にハイビジョン動画を共有することを目指した新提案製品。1920×1080ピクセルのフルHD動画と500万画素の静止画を、各種ネットサービスへ簡単アップロードする機能を備えることで、「携帯は画質が……、デジカメではアップが面倒……」という不満を解消する。
いずれも本体にUSB端子を搭載しており、PCに接続すると本体内蔵のアプリケーション「PMB Portable」によってYouTubeやmixi、Picasaなどへ簡単に動画/静止画をアップできる。MHS-PM5Kは携帯電話の感覚で操作できるインタフェースを備えるほか、再生時には2.4型の液晶を横にして利用できる。
両製品とも撮像素子は1/2.5型 有効503万画素CMOSセンサーだが、レンズは異なり、「MHS-CM5」は光学5倍ズームレンズを、「MHS-PM5K」は270度回転することで自分撮り”が可能な単焦点レンズを搭載する。MHS-PM5Kには360度同時に撮影できる「360レンズアダプター」が付属する。このアダプターを利用して撮影した映像は、撮影後にPCへ取り込むとPC上でパノラマ展開され、360度の視野を楽しめる。
撮影モードはMHS-CM5が1920×1080ピクセル(30p)/1280×720ピクセル(30p/60p)/640×480ピクセル(30p)、MHS-PM5Kが1920×1080ピクセル(30p)/1280×1080ピクセル(30p/60p)/640×480ピクセル(30p)。記録メディアはメモリースティックないしSD/SDHCメモリーカード。MHS-PM5Kは4GバイトのメモリースティックDuoが付属しており、撮影された映像はMP4形式(MPEG-4/AVC)で保存される。
MHS-PM5Kはホワイト/ピンク/ブルーのカラーバリエーションが用意され(MHS-CM5はバイオレットのみ)、直販サイト「ソニースタイル」では限定モデルとしてMHS-PM5Kのバイオレットが販売される。
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