スリムボディに“Exmor R”を搭載、サイバーショット「DSC-TX1」
スライド式レンズバリアを搭載したサイバーショット「T」に、裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”を搭載した「DSC-TX1」が登場。
ソニーは8月6日、“サイバーショット”の新製品「DSC-TX1」を9月4日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万3000円前後。
「DSC-T900」および「DSC-T90」の後継となる、スライド式レンズバリアを備えたスリムモデルの最新作。光学式手ブレ補正機能付きの光学4倍ズームレンズ(35ミリ換算35〜140ミリ)を備えながらも最薄部14.1ミリとスリムさは変わらない。
撮像素子には裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”を、デジタルカメラとしては世界で初めて搭載した(ビデオカメラ“ハンディカム”では今春製品「HDR-XR520V」など一部で採用)。従来型のイメージセンサーは受光面が回路の下に位置しているが、裏面照射型センサーは受光面が上面に配置されているため、受光面積が広く、感度が高い。裏面照射方式を採用することで、「感度2倍」(同社)を実現したという。撮像素子の大きさは1/4型で、画素数は有効1020万画素。
感度が2倍になることでノイズの発生そのものも少なくなっていることに加え、「手持ち夜景」モードでは、1回のシャッターで6枚を連写して重ね合わせてノイズを低減する処理も同時に行われるため、暗所においては4倍のきれいさを実現したという。
全面タッチパネルを採用したインタフェースは既存Tシリーズと同様だが、利用頻度の高い任意の設定項目をドラッグ&ドロップで画面左のツールバーに常時表示させることが可能になった。シーン認識機能には「拡大鏡」が追加され、1センチの超近接撮影もマクロモードへ切り替えることなく撮影できるようになった。
そのほか顔検出機能「顔キメ」や笑顔認識「スマイルシャッター」、720pでのハイビジョン動画撮影機能などを備える。サイズは93.8(幅)×58.2(高さ)×16.5(奥行き)ミリ、119グラム(本体のみ)。記録メディアはメモリースティックデュオ/PRO デュオ/PRO-HG デュオで、約11Mバイトのメモリも内蔵する。
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