異才の全録レコーダー「DBR-M180」&「REGZA Tablet」を試す(後編):BDレコ×タブレットを大検証(3)(3/3 ページ)
タイムシフトマシンとタブレットの組み合わせは、テレビの楽しみ方を根本的に変える力があるようだ。東芝の全録レコーダー「DBR-M180」と「REGZA Tablet AT700」の組み合わせをチェックした。
テレビの楽しみ方が根本的に変わるタイムシフトマシン+タブレット
今回の組み合わせであるDBR-M180とREGZA Tablet AT700ではやはりタイムシフトマシン機能が活用できるのが大きなポイントだった。ブロードキャストという、効率重視のレガシーメディアであるはずのテレビ放送が、見たい物を見たい時に見たい様に見られるオンデマンド・コンテンツに変化する。もちろん番組が一時保存されている期間、タブレットに無線LANが届く範囲といった制限はいくつもあるのだが、もたらされる変化の方がずっと大きく、テレビ好きにはたまらない組み合わせである。
もっとも実際に使ってみると欲が出るのもまた事実だ。例えば、タイムシフトマシン機能で一時保存された番組をタブレットで再生し、残しておきたいと思った場合。そのままタブレットで通常録画領域へのダビングがその場でできれば……と思ってしまう。また、持出しに関してもやはりタブレット側から操作できるとうれしい。
DBR-M180を単体BDレコーダーとして考えると、高速ダビングができないこと、光学メディアへのダビング時に画質変換ができないことなど、競合製品に対して見劣りする部分もある。2番組同時録画中でもダビングが可能といったマルチタスク性を重視した結果といえばそれまでだが、低ビットレート時の録画品質なども含めて改善してほしい点は多い。しかし、それを差し引いてもタイムシフトマシン機能は魅力的で、タブレットと連携すると、その魅力が何倍にも高まる。この点だけでも「買って良かった」と感じる人は多いのではないだろうか。
BDレコ×タブレットを大検証
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