ソニー、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団およびベルリン・フィル・メディアと協業:フルHD配信へ
ソニーは、世界最高峰のオーケストラとして知られるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団およびベルリン・フィル・メディアとの協業を開始した。
ソニーは、オーディオ商品の高音質化やコンサート映像に関するオンライン配信サービスの高画質化・高音質化を目的として、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団およびベルリン・フィル・メディアとの協業を開始した。ソニーは2010年から
ベルリン・フィル・メディアは、2008年12月設立以来、ベルリン・フィルハーモニーで開催された過去のコンサート映像や、年間約30回行われる演奏会を家庭でリアルタイムに鑑賞できる映像オンライン配信サービス「デジタル・コンサートホール(DCH)」を運営している企業。ソニーは2010年から自社のテレビなどでDCHを視聴できるようにしているが、今回の契約を通じ、新たには業務用機器と技術サポートを提供し、より高画質なフルHD(1080i)の映像配信サービスを実現するという。また、3社はDCHのさらなる高画質化・高音質化に向けたコンテンツ制作と配信技術開発にも取り組んでいく。
それ以外の具体的な協業施策としては、音を知り尽くしたベルリン・フィル・メディアのトーンマイスターと音作りの段階から連携し、音質評価・開発における技術協業を推進。また、ベルリン・フィル・メディアのライブ映像制作監督と、DCH撮影を通じて映像表現技術の追求で連携し、コンシューマーやプロフェッショナル向け機器の商品開発にも生かす。さらに、3社はマーケティング活動でも協業していく予定だ。
なお、ドイツ・ベルリンで8月31日(現地時間)から開催される世界最大級の家電見本市「IFA 2012」では、ベルリン・フィルハーモニック・ホールで収録した4K映像コンテンツを体験できるという。
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