ソニー、“ワンタッチ機能”に対応したBluetoothスピーカー2機種を発売:テニスボールみたい?
ソニーは、ポータブルBluetoothスピーカー2機種を10月に発売する。テニスボールサイズの球形スピーカー「SRS-BTV5」と乾電池駆動に対応した薄型スピーカー「SRS-BTM8」をラインアップ。
ソニーは9月10日、ポータブルBluetoothスピーカー2機種を発表した。テニスボールサイズの球形スピーカー「SRS-BTV5」およびハンドル付きの薄型スピーカー「SRS-BTM8」をラインアップ。どちらも10月20日に発売する。
両モデルとも、先日発表されたヘッドフォンの「MDR-1RBT」やワイヤレスオーディオレシーバー「DRC-BTN40」と同様、NFC(Near Field Communication)を利用したBluetoothのワンタッチ接続をサポート。対応するスマートフォンをタッチするだけで電源がオンになり、接続/切断や接続機器の切り替えが可能だ。例えば、部屋に置いてあるSRS-BTV5に同社製スマートフォン「Xperia」をタッチすると、ヘッドフォンで聴いていた楽曲がSRS-BTV5から流れ出す。
対応プロファイルは、A2DP、AVRCP、HFP、HSP。内蔵マイクを使ったハンズフリー通話も可能で、スピーカーを中心に複数人で会話するといった使い方もできる。
ビビッドなカラーリングも特長
SRS-BTV5は、直径65ミリのユニークなモノラルスピーカー。昨年発売したウォークマン用ドックスピーカー「RDP-NWV20 」を小さくしたようなボディーは、重さ135グラム。2.4ミリ厚のABS材を使って剛性を確保しつつ、筐体の丸みと内部の吸音材を活用して不要な共振を極力排除したという。
内蔵アンプの出力は1.2ワット。スピーカーユニットを上向きに配置することで360度のワイドなサウンドを実現した。また、付属のポーチはメッシュ状になっており、ポーチに本体を入れたまま音楽再生が可能だという。アウトドアなどではポーチごと木の枝にかけて使用できる。
内蔵のリチウムイオンバッテリーでは最長約5時間の連続駆動が可能。充電はmicro USBケーブルでPCやなどに接続して充電するスタイルで、別売オプションとしてUSB ACアダプター「AC-UD20」も用意している。
カラフルなラインアップも特長で、ブラック、ホワイト、ライトブルー、ライトピンク、ビビッドピンクの5色をラインアップした。価格はオープンプライスで、店頭では8000円前後になる見込みだ。
乾電池駆動の手軽なBluetoothスピーカー
一方の「SRS-BTM8」は、持ちやすいハンドル付きの薄型ボディーにステレオスピーカーを搭載したモデル。ブラックとホワイトの2色をラインアップしており、価格はオープン。店頭では1万円前後にな見込みだ。
ユニークなのは、筐体(きょうたい)内部。スピーカーを別の筺体(=エンクロージャー)で覆い、高い密閉度を確保するとともに、50ミリ径のスピーカーユニットは振動板に柔らかい“ロールエッジ構造”を採用して可動範囲を拡大。バスレフポートなども合わせ、低域再生能力を向上させた。
内蔵アンプの出力は2ワット+2ワット。バッテリーは内蔵せず、単三形アルカリ乾電池4本もしくはAC電源で駆動する。乾電池駆動の場合、最大20時間のワイヤレス再生が可能だ。
外形寸法は約245(幅)×185(高さ)×88(奥行き)ミリ。重量は1.06キログラム(乾電池含む)。
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