録画した番組を“目次でジャンプ”、ソニーがBDレコーダー7機種を発表:ホワイトも出た(3/3 ページ)
ソニーはBDレコーダーの新製品を10月中旬に発売する。テレビ番組のメタデータを活用して“頭出し”などを可能にする機能が追加された。
ワイヤレスおでかけ転送にiPad版「RECOPLA」
タブレット連携の新機能は、「ワイヤレスおでかけ転送」。内蔵Wi-Fiを使い、同一ネットワーク内にあるXPERIAシリーズ(GXとSXは非対応)や「Sony Tablet S」に転送、録画番組の持ち出しが可能になる。これに伴い、「お出かけ転送機器設定」にはスマートフォンやタブレットの設定が追加された。転送にかかる時間は、1時間番組で最速2分30秒(QVGA384Kモード時)。なお、ワイヤレスお出かけ転送を行った番組については「おかえり転送」が行えない。
タブレット端末用の連携アプリ「RECOPLA」(レコプラ)では、新たにソニー製品以外のAndroidタブレット対応版、およびiPad版が登場する。ただし、いずれもレコーダーのリモート操作および録画予約(CHAN-TORU利用)のみで、録画済み番組や放送中番組のストリーミング再生には対応していない。また、iPad版を除き、番組メタデータを利用する「もくじでジャンプ」の操作にも対応している。
リモコンには、新たに「録画リストボタン」が追加された。従来機は「ホーム」でXMB(クロスメディアバー)を呼び出す必要があったが、このボタンを押すとXMBの“ビデオ列”を一発表示できる。
録画済み番組の検索機能も追加された。検索には番組ジャンルもしくは任意のキーワードを利用できるが、本体HDDと外付けHDDを一度に検索することはできず、切り替え式になっている。
このほか、CATVやスカパー!HD対応DVRからのネットワークムーブ(DTCP-IPダビング)対応、図解を入れて分かりやすくなった「かんたんネットワーク設定」も新しい。ネット動画配信サービスでは、従来からの「アクトビラ」や「TSUTAYA TV」に加え、新たに「T's TV」を追加している。
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