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家電製品の安全性、信頼できるのは?――日本、北欧、カナダの順
テュフズードジャパンの「家電製品の安全性に関する世界的な認知度調査結果」によると、安全性の高い家電製品を輸出・生産しているという認識の国は日本。次いで北欧、カナダの順になった。
テュフズードジャパンは、「家電製品の安全性に関する世界的な認知度調査結果」を3月7日に発表した。米国、英国、インド、中国、日本の一般消費者5268人を対象とし、昨年6月〜7月に実施したもの。もっとも安全性の高い家電製品を輸出・生産している国や地域として認識されている国は日本で、次いで北欧、カナダとなった。
安全性を判断する指標として最も多かった回答は、「ブランド」(62%)。「安全認証ラベル」(54%)、「プロダクトデザイン」(42%)が続いた。国別では中国で「ブランド」(77%)がもっとも強く、日本では「ブランド」(64%)に次いで、「製品の生産国」(58%)を重視していることが分かった。
さらに「安全性を担保する安全認証ラベルの認知度」については、安全認証ラベルを最低一つでも知っているという割合は対象国全体で81%、国別ではインドが98%でもっとも高く、英国と中国は91%、米国は78%と高い水準だが、日本は45%と低い数値となっている。また、知名度のある具体的な安全認証ラベルの種類については各国でバラつきがあった。
国 | 安全認証ラベルの認知度 |
---|---|
米国 | UL(45%)、CE(43%) |
英国 | CE(76%)、BSI Kitemark(67%) |
中国 | CCC Mark(68%)、CE(63%) |
インド | ISI Mark(81%)、CE(53%) |
日本 | PSEマーク(29%)、VCCI(9%) |
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