配線どころか置き場所もいらないBluetoothスピーカー、パナソニック「シーリングスピーカー」を見てきた(2/2 ページ)
パナソニックは、天井に設置する“シーリングスピーカー”2機種を発表した。照明器具用の引掛シーリングに取り付け、その配線で電源を得るBluetoothスピーカーだ。
NFC対応モデルとBluetoothアダプター付属モデル
シーリングスピーカーには、2つのモデルが用意されている。ベースとなるスピーカー部は共通で、利用シーンと接続手法が異なる。
「SC-LT200」はNFCをサポートしており、小さなNFCタグが付属する。これを分かりやすい場所に設置しておけば、NFC対応のAndroidスマートフォンなどでタッチするだけでペアリングや接続が可能になる(スマートフォン側に専用アプリ「Panasonic Music Streaming」をインストールする必要がある)。もちろん、iPhoneやPCといったNFC非対応のデバイスも通常のペアリング操作をすれば接続できる。
一方の「SC-LT205」は、小型のBluetooth送信機が付属するモデル。アナログ入力(3.5ミリステレオミニ)を持ち、テレビやオーディオ機器のイヤフォンジャックとケーブルで接続すれば、部屋全体に広がる音を楽しめる。
なお、薄型テレビ“スマートビエラ”のBluetooth対応モデル(VT60シリーズ、FT60シリーズ)なら、シーリングスピーカーと直接Bluetooth接続することも可能だ。ただし、ビエラの内蔵Bluetoothはもともと「音声認識リモコン」や「PDPタッチペン」のために実装された特殊な仕様で、ペアリング時に対応デバイスがテレビから30センチ以内になければならない(ペアリング時の電波出力を抑えている)。
一方のシーリングスピーカーは、天井に取り付けなければ電源を得られないため、ペアリングするにはビエラを天井近くまで持ち上げることになってしまう。担当者は、「大画面モデルでは現実的ではないので、Bluetooth送信機による接続がおすすめ」と話していた。
シーリングスピーカーは、10月11日に発売予定。価格はオープンプライスだが、店頭ではNFC対応の「SC-LT200」が3万円前後、Bluetoothトランスミッター付きの「SC-LT205」は3万5000円前後になる見込みだ。
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