シニア層にとって魅力的なテレビの条件は「リモコンが使いやすいこと」――パナソニック調査
パナソニックは、全国60代・70代のシニアを対象とした家電に関する意識調査の結果を発表。シニア層にとって魅力的なテレビの条件は「リモコンが使いやすいこと」(93.5%)がトップとなった。
パナソニックは、全国60代・70代のシニアを対象とした家電に関する意識調査の結果を発表した。調査手法は郵送調査で、9月3日〜10日にかけてビデオリサーチが実施した。
調査結果によると、シニア層にとって魅力的なテレビの条件は「リモコンが使いやすいこと」(93.5%)がトップで、「画質」(73.8%)や「音質」(90.8%)を上回った。34.0%がリモコンを「使いこなせない」と回答しており、特に「多すぎる」「押し間違える」「ほとんど使わない」など“ボタン問題”が深刻化している。これに対して、ボタンが少ないスッキリリモコンや、音声入力で操作できる「おしゃべりリモコン」に魅力を感じる人が多いようだ。
インターネットに関しては71%が「利用」し、84%が今後も「利用したい」と意欲的。自分の声による操作や音声案内などが行えれば、インターネット利用がさらに加速すると見られている。
また、写真撮影について聞いたところ、撮影枚数は全国平均で年間295.2枚。撮るのは「デジカメ」(73.0%)か「ケータイ・スマホ」(62.5%)、見るのは「デジカメ・ケータイ」(67.8%)か「パソコン」(61.1%)が多くなっている。撮影した写真の保管は「SDカード」(51.6%)が1位で、「パソコン」(50.1%)が2位。しかし、SDカードで保管されているため「撮った写真を見たいと思った時に探し出すのが大変」(53.5%)、「撮った写真を家族や友人に渡すのに手間がかかる」(50.8%)、「撮りためた写真がバラバラで、連続で見られない」(50.8%)、「デジカメなどで撮った写真を一箇所にまとめて保管できていない」(49.0%)といった悩みも多かった。
こうした課題に対し、「見たい写真を簡単にとりだせる」(80.3%)、「デジカメやスマホで撮った写真データを簡単に一箇所に保存できる」(75.8%)、「撮った写真を簡単にコピーして家族や友人に渡すことができる」(75.3%)、「テレビで簡単にデジカメの写真が楽しめる」(69%)などの理由から、BDレコーダーに大きな注目が集まったという。
調査地域と対象は、都市圏の東京/神奈川/埼玉/千葉/愛知/大阪/京都/兵庫/北海道/宮城/広島/福岡が200名、それ以外が200名。
関連記事
- 倍音を使って低域を補強、パナソニックからコンパクトBluetoothスピーカー「SC-NA30/NA10」
パナソニックは、スタイリッシュなメカニカルデザインのワイヤレススピーカーシステム2種を発売。大容量バッテリーによる長時間再生に対応し、コンパクトながら迫力の重低音を楽しめるモデルだ。 - パナソニック、「プラズマ完全撤退」報道にコメント
パナソニックは、同社がプラズマディスプレイパネル(PDP)生産から完全撤退すると伝えた一部報道についてコメントを発表した。 - 最後の思い出作りに――パナソニックとタカラトミー、児童41名とギネス記録に挑戦
あと半年で廃校になる北区立滝野川第七小学校。全校児童41名が一緒に作業する最後のチャンスは、“世界記録への挑戦”となった。パナソニックの乾電池「エボルタ」の“長持ち実証”チャレンジだ。 - パナソニック、アウトドアで活躍する小型&タフネス仕様のBluetoothスピーカー
パナソニックから、防滴・防塵・耐衝撃・耐温度設計のコンパクトなBluetoothスピーカーシステム「SC-NT10」が登場。 - パナソニック、4K/60pアップコンバート出力に対応したフラグシップBDレコーダー「DMR-BZT9600」
パナソニックは、Blu-ray Discレコーダーの新しいプレミアムモデル「DMR-BZT9600」を11月下旬に発売する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.