ニュース
東芝が“プレミアム4Kテレビ”を披露──新コンセプトのテレビやタブレットも参考展示:2014 International CES(2/2 ページ)
7日に開幕する「2014 International CES」に先立ち、東芝がプレスブリーフィングを開催。プレミアム4Kモデルを披露したほか、フレームレスの新コンセプトテレビや据え置きタブレットを参考展示することを明らかにした。
また今回のCESでは、いくつかの新コンセプト製品を参考展示する予定だ。1つは「フレームレス・ミラーディスプレイ」と呼ばれる新スタイルのテレビ。こちらはCES開幕後のブースリポートで紹介したい。
“使えるスマート”な機能を中心に、日本でも人気の「タイムシフトマシン」や「TimeOn」といった機能を積極的に海外展開していく(左)。新提案の1つとして、フレームレス・ミラーディスプレイという新しいタイプのディスプレイ装置をCESに参考展示する(右)
2つめは「Borderless Board」と呼ばれる据え置き型タブレット製品。スペックなどの詳細は非公表ながら、写真や動画コンテンツの表示のほか、一般的なタブレット製品のようにメモボードやカレンダーアプリが用意されていて情報端末としても利用できるなど、提案型の製品になっているようだ。また4Kディスプレイを搭載したノートPCも参考展示が行われているが、とくにプロフェッショナルなビジネス用途での提案を重視しているとのことで、「東芝が強みとしているノートPC分野でビジネス市場に本格的に食い込むための戦略製品」という位置付けになっている。これまで4K表示に対応したノートPC製品は展示されていたことはあるが、実際に4Kディスプレイを搭載した製品は初となる。
「Borderless Board」と呼ばれる新コンセプトの据え置きタブレット装置も参考出展。市販のタブレットに近い操作感覚で、さらにメモボードやカレンダーといったアプリ、そして写真や動画閲覧などが楽しめる。動作OSや詳細なスペックは非公表とのこと
同時に参考出展されていた東芝の4Kディスプレイ搭載ノートPC。これまで4K出力に対応したノートPCはあったが、4Kディスプレイを搭載したノートPCは初だ。一般向け(左)とワークステーション向け(右)の2種類があり、とくに後者は「CADなどのプロフェッショナル用途で求められていたスペックを満たす提案型の戦略商品」とのことで、同社のノートPC戦略上非常に大きな意味を持っているという
関連記事
- 2014 International CES特集
- 東芝、「レグザ Z8Xシリーズ」の4K/60p入力対応バージョンアップを開始
東芝は12月16日、4K液晶テレビ「レグザ Z8Xシリーズ」のソフトウェアバージョンアップを開始した。HDMI 2.0に準拠した4K/60p信号入力に対応する。 - 今、フルHDテレビに注目する理由──レグザ「Z8シリーズ」に見た色と明るさのブレークスルー
色の魅力を際立たせながら、コントラストのしっかりとした明快な画質。東芝REGZA(レグザ)の「Z8シリーズ」は、いくつかの面で4Kテレビより進化したモデルだった。 - レグザから家電を操作、「TimeOn」の新サービス「家電コンシェルジュ」を体験した
東芝は、テレビ向けのクラウドサービス「TimeOn」(タイムオン)を拡充し、「家電コンシェルジュ」サービスに対応させる。家電とテレビをどのように接続し、何ができるようになるのか。 - 大画面だけじゃない? 4Kテレビの未来が見えるCEATEC
「CEATEC JAPAN 2013」開幕前日に報道関係者に向けて一部ブースを開放する「メディアコンベンション」が開催された。さっそく展示会場から一足早いリポートをお届けしよう。 - 進行する映像と音のハイレゾ化、有機ELへの流れも明確に――IFA振り返り
独ベルリンで9月6日から11日まで開催された世界最大級の家電展示会「IFA 2013」で見えてきたトレンドをAV評論家・麻倉怜士氏に聞いた。まもなく開幕する「CEATEC JAPAN 2013」の予習にどうぞ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.