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4K対応Blu-ray Discは「ULTRA HD BLU-RAY」――初の対応プレイヤーをパナソニックが参考展示へ:2015 CES
4Kをサポートする次世代Blu-ray Discのプレイヤーをパナソニックが開発。1月6日に米ラスベガスで開幕する「2015 International CES」で参考展示する。
パナソニックは1月5日、次世代Blu-ray Disc「ULTRA HD BLU-RAY」に採用される各種技術に対応したBlu-ray Discプレイヤーを「2015 International CES」で参考展示すると発表した。
4K(3840×2160ピクセル)/60p、10bitの高精細映像表示対応。また画面の輝度ピークを従来の100nits(nitは1平方メートルあたりの明るさ、カンデラ/平方メートル)から1000〜1万nitsと大幅に拡大することで表現力を高める「High Dynamic Range」や、UHDTV規格の色域「BT.2020」をサポートする。映像コーデックはHEVC(H,265)で、100Mbpsの高ビットレートによるディスク再生が可能だ。「民生用機器ではこれまで実現できなかった精細感と立体感に溢れた高品位な映像表示が可能になる」(同社)としている。
なお、同社はこのほど設立された「ULTRA HD BLU-RAY」を推進する業界団体「UHD Alliance」にも参画。UHD Allianceは、テレビメーカー、ハリウッドスタジオ、コンテンツ配信会社、技術会社などで構成されており、デバイスからコンテンツまで、プレミアムなUHDプラットフォームの構築に向けた統一基準の策定を目指す。
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