ソニーが開発した高音質コーデック「LDAC」、ヘッドフォンやスピーカーなど対応機器も続々:2015 CES(2/2 ページ)
従来の「SBC」に比べて約3倍の情報量を伝送するというBluetooth向けの新コーデック「LDAC」。ソニーは、LDACの発表と同時に多くの対応機器を披露した。
ハイレゾ対応ワイヤレススピーカーもLDACをサポート
ワンボックスタイプの「SRS-X99」は、総合154ワットの高出力を実現した2.1ch対応ワイヤレススピーカー。4基のスーパーツィーターも搭載する。
192kHz/24bitまでのALAC/FLAC/AIFF、およびDSDの再生に対応。DSEE-HXやClearAudio+も内蔵する。外観からも現行モデルの「SRS-X9」をベースにしたLDAC対応の後継機であることがうかがえる。
AndroidスマホからYouTubeや音楽プレーヤーアプリの楽曲をWi-Fi経由でスピーカーなどにストリーミングして再生が楽しめる「Google Cast」にも対応。本機をひとまわり小型化した「SRS-X88」もLDACをサポートする新製品だ。
サウンドバーやAVアンプにも広がるLDAC
他にもLDAC対応のサウンドバーやAVアンプも登場した。「HT-ST9」は7.1ch対応のプレミアムサウンドバー。ワイヤレスサブウーファーがセットになる。7基のディスクリートアンプを内蔵し、ハイレゾ音源の再生をサポート。HDMIは4K映像のパススルー伝送や著作権保護技術HDCP2.2もサポートしている。2.1ch対応のプレミアムサウンドバー「HT-NT3」もLDAC対応の新製品だ。
AVアンプはエントリークラスの「STR-DN1060」、ならびに「STR-DN860」が新たに加わる。いずれもLDAC対応の他、ハイレゾ再生とHDMIは4K伝送とHDCP2.2に対応。AirPlayやGoogle Castのほか、Spotify Connetの機能もカバーするという。
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