ハイエンドから変わり種まで――ヘッドフォン祭で見つけたポータブルプレイヤー:春のヘッドフォン祭2015(3/3 ページ)
今回の「春のヘッドフォン祭」は、“ハイレゾ”の動きをより一層盛り上げるかのように、数多くの新しいプレイヤーが出展された。一部ハイレゾ非対応モデルを含め、11種を紹介しよう。
須山ジャンク堂ブースで、須山社長の趣味を垣間見る
FitEarブースの隣にテーブルを構える「須山ジャンク堂」ブースでは、xduoo 「X2」をベースモデルにデザインやファームウェアをオリジナル化したDAP「FitEar441」が展示されていた。対応サンプルレートは最大44.1kHzと最近のトレンドから見ると控えめだが、この手のひらサイズのDAPはなんと「会場でカスタムIEMを購入したお客様への特典」としてプレゼントされる予定だ(ケースが間に合わず、後日発送予定)。
「イヤモニ(カスタムIEM)を持っている人はプレイヤーもゴツいのを持っているでしょうから、iPodなどを聴いている友達にあげてほしい」と須山社長。つまり、日頃AACやMP3といった圧縮音源を聴いている人たちに、CDクオリティーの音を聴かせて“良い音を聴く楽しさ”を教えてあげてほしい、という考えのようだ。ちなみに月末の「ポタフェスLimited 2015大阪」でもプレゼントするかどうかは社長の胸三寸だそう。
同じく須山ジャンク堂ブースで展示されていたSHANLING「M3」は、須山社長が見つけた中国製プレイヤーを「勝手にファームウェアを萌音(もね)仕様に改造して本国に送った」ところ、「メーカーの“お墨付き”が降りた」という、かなり特殊な展示品だ。その後メーカーからテスト販売の了承が降りており、フジヤエービックでテスト販売がされた。そのおかげで内部プログラムが随分ブラッシュアップされ、メーカーに喜ばれているそうだ。
須山社長は、「別にディストリビューター(輸入代理業)をやろうという訳ではないのですが」と前置きしながら、「中国の製品は、モノが良いのにつまらないところでつまずく印象があります。そういったところをウチでブラッシュアップできれば良いですね」と楽しそうに話していた。
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