オンキヨー、Dolby Atmos/DTS:X対応7.1ch AVアンプ「TX-NR646」を6月に発売:384kHz/32bit対応のDACも搭載
オンキヨーは、7.1ch対応AVレシーバー「TX-NR646」を6月上旬に発売する。価格は9万円(税別)。Dolby AtmosおよびDTS:Xのサラウンドフォーマットに対応する。
オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは2015年5月25日、オンキヨーブランドから7.1ch対応AVレシーバー「TX-NR646」を6月上旬に発売すると発表した。価格は9万円(税別)。色はブラックのみ。
TX-NR646は、同社エントリーレンジモデル「TX-NR636」の後継モデル。従来機の特徴である、最大5.1.2chでのDolby Atmosによる再生を引き継ぎ、今回からDTS:Xにも対応した(後日、ファームウェアのアップグレードで対応予定)。
新たに旭化成エレクトロニクス製のDACチップ「AK-4458」を採用することで、最大384kHz/32bitのハイレゾ再生もサポート。ネットワークオーディオ機能では、5.6MHzまでのDSDや192kHz/24bitのWAV/FLACに加え、MP3/WMA/WMA Lossless/AAC/Ogg Vorbis/LPCM/Dolby TureHDなどの再生が行える(USB端子ではDSD 2.8MHz、96KHz/24bitまでのWAV再生に対応)。
アンプ部も継続して、ワイドレンジアンプ技術の「WRAT」などオンキヨー独自の技術を投入。最大出力は190ワット×7ch(6オーム)/定格出力100ワット×2ch(8オーム)。映像面では著作権保護技術のHDCP 2.2に準拠。4K/60p/4:4:4/24bitに対応する。
機能面では、BluetoothやWi-Fiを内蔵し、スマートフォンからのワイヤレス楽曲再生が可能だ。専用アプリ「Onkyo Remote」をスマートフォンやタブレット(iOS/Android)に導入すれば、ワイヤレスで操作が行える。また「radiko.jp」「TuneIn」「Radio」機能を搭載、インターネットラジオも楽しめる。
HDMI入力は8系統、出力も2系統を装備。そのほかの映像入力は、コンポーネント×2、コンポジット×3。音声入力はデジタル×3(光×2、同軸×1)にアナログ音声×7、PHONO×1、音声出力はサブウーファー×2、ヘッドフォン×1となっている。
外形寸法は435(幅)×329(奥行き)×173.5(高さ)ミリ。重量は約9.4キロ。リモコン、AM/FM室内アンテナなどが付属する。
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