なるほど確かにテレビっぽい。リニューアルした「dTV」の“ザッピングUI”を試す:専用STBも発売(3/3 ページ)
ドコモとエイベックスの「dTV」は、「dビデオ」からリニューアルしたスマホ向けのVODサービスだ。テレビっぽさを狙った新しいザッピングUIと、専用STBの「dTVターミナル」を使ってみた。
YouTubeやMiracastにも対応 メディアプレイヤーとしても
dTVターミナルにはAndroid OSが使われており、YouTubeへのアクセスやAndroidスマホ内のコンテンツをWi-Fi経由で表示するMiracastといった機能も搭載した。ユーザー認証や決済にもdocomo IDが使われるが、1度登録しておけば本体内に保存され、使う度にログインし直す必要はないのも便利だ。このほか、4Gバイトの内蔵ストレージ、micro SDカードスロットとUSBメモリ端子もあり、メディアプレイヤーとしても活用できる。
dTVターミナル dTV 01の本体価格は7538円(税込)。2016年3月31日までに購入すれば、500円分のレンタル作品用クーポンを1カ月に1回、最大14カ月間プレゼントするキャンペーンを実施中している。ちょっと分かりにくいが、500円×14回で合計7000円分の有料作品でもって、本体価格を割り引くイメージだ。キャンペーン適用の条件として、dTVへの加入とサービスの継続利用が必要になる(途中解約すればクーポンプレゼントも終了する)。
旧dビデオユーザーは戸惑うかも 予告編自動再生のデータ消費に注意
dTVアプリを使っていて気になったのが、従来のユーザーインタフェースに慣れているなら新UIはちょっと戸惑うかもしれないという点。もう1つが、データ通信量の増加だ。映像を配信するVODサービスだけにデータ利用が多いのは当然だが、アプリを起動して作品タイトルを眺めているだけでも、予告編が自動で流れ、ザッピングだけでもそれなりのデータ通信が発生する。予告編の自動再生は設定画面からオフにできるので、月間のデータ使用量が気になるならオフにしておきたい。
専用STBを発売したことでマルチデバイス対応が強化されたdTV。外出時はスマホやタブレットで、自宅ではdTVターミナルで視聴するなど、使い方の幅が広がった。ただ今のところ、スマホで見ていた作品の続きをdTVターミナルで途中から再生することはできず、これからの対応になるという。細かい使い勝手の部分ではあるが、今後は複数デバイスで快適に利用するための改善も期待したい。
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