レビュー
何もしなくても掃除した気分になれる――ダイソン「360 Eye」を使ってみた(4/4 ページ)
ダイソンが初めて市場投入した「360 Eye」は、それまでのロボット掃除機の常識を覆す要素をいくつも持っている。背は高いがコンパクトなボディ、強力なモーターが生み出す吸引力、そして本格的なサイクロン技術などだ。
「掃除した」気になれるロボット掃除機
個人的に気に入ったのは、専用アプリ「Dyson Link」に表示される360Eyeの移動経路だ。掃除が終了した後、アプリで履歴を確認すると、部屋の形になったマップを参照できるのだが、掃除した場所、掃除できなかった場所が一目瞭然(りょうぜん)。今回試用した部屋の場合、事務用椅子の足元など複雑で狭い場所もあり、当然ロボット掃除機では掃除できない。しかしマップがあれば、ゴミが残っている場所もだいたい特定できるため、椅子を動かした後にもう一度360Eyeを動かしたり、手持ちの掃除機でカバーするといった運用ができる。
普段、家の中は裸足で過ごしている人なら、掃除をさぼっていると足の裏で“ほこりっぽさ”を感じるという感覚を理解してもらえると思う。しかし、360Eyeが通った後は床がスベスベでホコリっぽさは一切なし。しかもアプリを介して360 Eyeの働きっぷりが“見える化”されたことで、自分がその場にいなくても、ソファーでグダグダしていたとしても、「掃除した!」という満足感を得られることが分かった。
販売店のスタッフなどに聞くと、ロボット掃除機に興味を持たない人の多くは、その吸引力について懐疑的な場合が多いという。ダイソン360Eyeは、そうした人たちにオススメしたいロボット掃除機といえそうだ。
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