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パナソニック、4K対応テレビの新しいスタンダード&エントリーモデルを発表――HDR信号対応の「DX750シリーズ」など:40V型の16万円前後から
パナソニックは、4K対応液晶テレビ“VIERA”(ビエラ)の新製品として、スタンダード4Kモデル「DX750シリーズ」およびシンプル4Kモデルの「DX600シリーズ」を発表した。2月19日に発売する。
パナソニックは1月27日、4K対応液晶テレビ“VIERA”(ビエラ)の新製品として、「DX750シリーズ」および「DX600シリーズ」を発表した。40V型から55V型までの4サイズ5機種をラインアップ。2月19日に発売する予定だ。
このうち「DX750シリーズ」は、高輝度&広色域の液晶パネルに独自技術「ヘキサクロマドライブ」を組みあわせ、色再現生やコントラスト表現を進化させたスタンダード4Kモデル。さらに画面の表面処理として表面の凹凸で外光を拡散させ、映り込みを低減させる「新パネルコート」を採用。バックライトのエリア制御と合わせ、明るい部屋でもコントラストの高い映像を表現できるという。HDR(ハイダイナミックレンジ)信号の入力にも対応している。
一方の「DX600シリーズ」は、同社の4K対応テレビではエントリーにあたるシリーズだ。HDRに対応せず、チューナー数が2基になるなど機能面はシンプルになっているが、2つの超解像技術(リマスター超解像、ディティール超解像)を組み合わせた4Kアップコンバート回路「4Kファインマスターエンジン」により、デジタル放送や既存のBlu-ray Discなども「映像の細部までクッキリとリアルに再現できる」(同社)。また「NETFLIX」や「ひかりTV 4K」など4Kコンテンツが楽しめる各種ネットサービスにも対応している。
シリーズ名 | DX750シリーズ | DX600シリーズ | |||
---|---|---|---|---|---|
画面サイズ | 55V型 | 49V型 | 43V型 | 49V型 | 40V型 |
解像度 | 3840×2160ピクセル(4K) | ||||
バックライト方式 | 非公表 | ||||
エリア制御 | ○ | △(分割数は少ない) | |||
倍速駆動 | ○ | なし | |||
ヘキサクロマドライブ | ○ | なし | |||
新パネルコート | ○ | なし | |||
チューナー数 | 3(USB外付けHDDに2番組同時録画が可能) | 2(USB外付けHDDに裏番組録画が可能) | |||
HDMI入力 | 3(ARC対応) | ||||
HDR対応 | ○ | なし | |||
NETFLIX | ○ | ||||
実売想定価格(税別) | 30万円前後 | 26万円前後 | 22万円前後 | 20万円前後 | 16万円前後 |
発売日 | 2月19日 |
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