ソニー、DSD再生と4K/HDR対応を進めたAVアンプ2機種を発売
ソニーからAVアンプ2機種が登場! DSD 5.6MHzまでのネイティブ再生に対応したほか、4K/HDRコンテンツ再生に備えてHDMI入出力を強化している。
ソニーは4月25日、AVアンプの新製品として「STR-DN1070」および「STR-DH770」を発表した。HDMI入力の4K/HDR対応を進めたミドルレンジ&エントリー機。価格は「STR-DN1070」が7万2000円(いずれも税別)で6月18日に発売予定。「STR-DH770」は4万円で5月21日発売だ。
「STR-DN1070」は、「SDR-DN1060」の後継となる7.1ch対応機。DACチップを変更し、最大192kHz/24bitのPCM音源およびDSD 5.6MHzまでのネイティブ再生を可能にしたほか、ソニー製AVアンプの特徴といえるハイレゾ音源のマルチチャンネル対応も進化。DSDは最大5.1ch、WAVは7.1ch、FLACは5.1chまでサポートする。アンプ部の最大出力は165W(6Ω時)。
「ワイヤレスサラウンド機能」も新しい。これは、対応するBlueoothスピーカー2台(別売)をサラウンド再生時のリアスピーカーとして利用できるというもの。新しい同社製アプリ「SongPal Link」との連携で可能になった。もちろん従来からのマルチルーム再生機能もサポートしている。
このほか、フロントスピーカーだけでも臨場感豊かなサラウンド音場を再現する「S-Force PROフロントサラウンド」、LDACもサポートしたBluetoothによるワイヤレス再生にも対応している。
HDMI入力は6系統、出力は2系統を装備。すべてのHDMI入出力が4K/60p伝送と最新の著作権保護技術であるHDCP 2.2に準拠する。その他の映像出力はコンポジット×1、映像入力はコンポジット×2。音声出力はサブウーファー×2、ヘッドフォン×1、音声入力は光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ音声×4、USB×1となっている。
本体サイズは430(幅)×329.4(奥行き)×172(高さ)ミリ。重量は約10.4キログラム。
「STR-DH770」
「STR-DH770」は、普及価格帯の7.1ch対応機だ。上位モデル「STR-DN1070」と同様、HDCP 2.2準拠、4K/60p(4:4:4)パススルーなど、Ultra HD Blu-ray時代に求められるスペックを満たした。HDMI入力は4系統、出力は1系統。また「S-Force PROフロントサラウンド」も搭載しているが、ワイヤレスサラウンド機能などは対応していない。
本体サイズは430(幅)×329.4(奥行き)×156(高さ)ミリ。重量は約7.8キログラム。
関連記事
- 4月22日発売:レンズに合わせてボディを選べる シグマ「マウントコンバーター MC-11」が楽しい
シグマが発売する「マウントコンバーター MC-11」は、シグマのレンズ群を、ソニーのEマウントカメラで活用できる、非常にユニークなマウントコンバーターだ。これがあれば「レンズに合わせてボディを選ぶ」という新しい世界が開ける。 - 中古デジタルカメラ販売ランキング(4月7日〜4月13日):なんとシグマ「DP2 Merrill」が8位に登場 ランキングの大半をミラーレス、コンパクトが占める
マップカメラで売れている中古デジタルカメラのランキング。ニコン「D4S」が首位を獲得するも、シグマ「DP2 Merrill」のほか、ソニー「α7II」「NEX-6」「RX100」など、ミラーレスカメラとコンパクトカメラがランキングの大半を占める波乱の週となった。 - ソニー、業務用4K有機ELモニターに55V型を投入
ソニーから、業務用4K有機ELモニター「PVM-X550」が登場。価格は未定で7月発売予定。要望が多かったという大型化を実現した。 - Netflix推奨テレビ、新基準の2016年認定モデルを発表――LGエレとソニーを皮切りに
Netflix推奨テレビの認定プログラムがスタートした。新基準では、Netflixへのアクセスもより簡単・スピーディーになるという。 - 中古デジタルカメラ販売ランキング(3月31日〜4月6日):トップは2週連続でキヤノン「EOS 7D」 3位にソニー「RX100」
マップカメラで売れている中古デジタルカメラのランキング。首位は2週連続でキヤノン「EOS 7D」が維持したが、ソニー「RX100」やリコーイメージング「GR」など、高級コンパクトデジタルカメラが上位に登場した。 - 24mm〜600mm相当までカバー:1型センサーと光学25倍の高倍率ズームを搭載した「RX10 III」
ソニーの1型センサー搭載プレミアムコンデジの高倍率ズームモデルがモデルチェンジ。新開発のレンズユニットを採用し、光学25倍ズームを実現した。 - テレビの前に置きやすい、ソニーから薄型サウンドバーが登場
ソニーは、ハイレゾ音源再生と薄型デザインを両立させたホームシアターシステム「HT-NT5」を5月21日に発売する。 - ソニーがAndroid TVを拡充、「Slim Backlight Drive」搭載の「X9300D」など4Kブラビア3シリーズを投入
ソニーは4Kテレビの新製品3シリーズ6モデルを発表した。全モデルがAndroid TVを採用。同時に音声検索の機能強化や対応アプリの追加など、プラットフォームを大幅に拡充している。 - PlayStation VRの体験会も:ソニー好きによるソニー好きのための「ソニーストア福岡天神」訪問記
ソニーファンならおなじみのブログ「ソニーが基本的に好き。」の管理人が、九州地区に初めてオープンしたソニー直営店の魅力を語ります。 - 中古デジタルカメラ販売ランキング(3月24日〜3月30日):トップはキヤノン「EOS 7D」 富士フイルム「X-Pro1」やソニー「RX100M3」が登場
マップカメラで売れている中古デジタルカメラのランキング。上位はキヤノンとニコンが占めつつも、富士フイルム「X-Pro1」やソニー「RX100M3」など珍しい機種が登場。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.