ソニー、LDAC対応のAVアンプ「STR-DN1060」を発売:CESで登場したあのSongPal link対応モデル
ソニーは、HDCP 2.2をサポートしたAVアンプ「STR-DN1060」を7月21日に発売する。価格は7万2000円(税別)。Bluetooth/NFCを搭載し、LDACも採用した。
ソニーが、AVアンプ「STR-DN1060」を7月21日発売する。価格は7万2000円(税別)。本体色はブラックのみ。
STR-DN1060は2015年1月6日、「2015 International CES」で登場した、Bluetoothの新コーデック「LDAC」に対応する話題の機種。なお、「LDAC」はBluetoothをベースに、ハイレゾを含む音源をワイヤレス環境でより高音質に楽しめるソニー独自開発の新コーデックだ。Bluetoothの音楽再生プロファイルである「A2DP」の標準コーデック「SBC」に比べ最大約3倍の情報量をワイヤレスで伝送できるというもの。
また、対応する複数の機器を、1つのスマートフォンで一括管理・操作ができる「SongPal Link」も装備するほか、インターネットラジオや各種音楽配信サービスが楽しめるGoogle cast for audioにも対応する。
アンプ部の最大出力は165ワット(6オーム)、周波数特性は10〜10万Hz、全高調波ひずみ率0.09%以下、SN比96デシベル。最大でDSD 5.6MHz、192kHz/24bitの高音質なステレオ音源に加え、WAV(192kHz/24bitまで)で最大7.1ch、DSD 2.8MHzおよびFLAC/AIFF(192kHz/24bitまで)では5.1chまでのマルチチャンネル再生に対応したハイレゾ再生が特徴だ。
専用プリアンプIC「CXD90035」を採用。同社は「きめ細やかな音まで、より忠実に奥行きをもってクリアに表現する」としている。また、最新4Kプレミアムコンテンツの伝送にも対応するよう、著作権保護規格HDCP 2.2に準拠した。
HDMI入力は6系統(HDCP 2.2×1)、出力も2系統(HDCP 2.2×1)を装備。その他の映像出力はコンポジット×1、コンポーネント×1、映像入力はコンポーネント×1、コンポジット×2。音声出力はサブウーファー×2、ヘッドフォン×1、音声入力は光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ音声×4、USB×1となっている。
本体サイズは430(幅)×329.4(奥行き)×172(高さ)ミリ。重量は約10.4キログラム。キャリブレーションマイクロフォン、リモートコマンダー(RMT-AA130U)、FMアンテナ線が付属する。
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