東芝、30Lクラスで奥行き39.9センチの過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」:スリム化
東芝ホームテクノが過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」シリーズ3モデルを8月上旬から順次発売する。価格はオープン、予想市場想定価格は9万円前後から。
東芝ホームテクノは6月14日、過熱水蒸気オーブンレンジの新モデル「石窯ドーム」3シリーズを発表した。価格はすべてオープン、市場想定価格および発売日は最上位モデル「ER-PD7000」が17万円前後(8月上旬発売)、ハイグレードモデル「ER-PD5000」は13万円前後(9月上旬発売)、スタンダードモデル「ER-PD3000」は9万円前後(8月下旬発売)で、いずれも税別だ。本体カラーはすべてのシリーズでグランホワイトとグランレッドの2種類を用意している。
3シリーズは、消費電力が1430W(レンジ出力は最大1000W)、総庫内容量30L、外形サイズとすべて共通。新モデルでは、奥行きを39.9cmと従来機(ER-ND500)と比較して約6.6cmのスリム化に成功しており、同クラスの国内家庭用オーブンレンジにおいて”業界最小”をうたうコンパクトさが特徴だ(同社調べ)。
最上位モデル「ER-PD7000」
熱風の循環を促す湾曲天井の「石窯ドーム構造」を採用した同社”過熱水蒸気オーブンレンジ”シリーズの新モデル。2015年発売の「ER-ND500」の後継となる。
新たに庫内の四隅を従来よりも丸くするなどの新設計の「石窯ドームシステム」を採用し、オーブン調理において熱風循環の促進を図った。業界最高350°Cの高温や、200°Cまで約5分の早い予熱、焼きムラを抑える横に広い”ワイド熱風”を実現。同社は「パン、お菓子・ケーキ、お惣菜の焼き上げに適している」という。
また「高精度ダブル赤外線センサー」を新たに搭載。庫内の中央部分を固定して連続的に検知する「センター赤外線センサー」と”8つ目赤外線センサー”をスイングさせて庫内の1024カ所を細かく検知する「1024ポイント赤外線センサー」を組み合わせ、少量解凍やスピード解凍に対応した。例えば100gの薄切り豚モモ肉の解凍時間は、従来機ER-ND500では約13分だったのに対し、ER-PD7000では約7分とおよそ半分に短縮している。
操作面では、新たに4.3型カラータッチパネルを搭載し画面の視認性を向上させた。450種類の自動調理メニューから料理画像を見ながら献立選びが可能だ。
ボディサイズは498(幅)×399(奥行き)×396(高さ)mm、庫内サイズは394(幅)×314(奥行き)×232(高さ)mm。遠赤包み焼き角皿2枚、深皿、焼網などが付属する。
ハイグレードモデル「ER-PD5000」
「ER-PD5000」は、最上位モデルER-PD7000と同じ「石窯ドームシステム」を採用しながら、タッチ非対応液晶の採用や「センター赤外線センサー」や自動メニュー数大幅に省くなどしたハイグレードモデル。ボディサイズと庫内サイズはER-PD7000と同じだ。
スタンダードモデル「ER-PD3000」
「ER-PD3000」は、「石窯ドームシステム」は採用せず、オーブン調理時の温度も最高300°Cまでに抑えるなどしたスタンダードモデル。ボディサイズと庫内サイズはER-PD7000/5000と共通だ。
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