「こっそり温度設定を変える」人が62.1%、夏のオフィスで仁義なきエアコン“温度戦争”
三菱電機ビルテクノサービスが夏のオフィスにおける空調に関する意識調査結果を発表した。設定温度をめぐる男女の秘められた駆け引きが明らかになった。
三菱電機ビルテクノサービスは7月7日、夏のオフィスにおける空調機器(エアコンなど)に関する意識や実態を探るべく、オフィスで働く20〜60代のビジネスパーソン1000人を対象にアンケート調査を実施した。エアコンの設定温度をめぐる男女の秘められた駆け引きが明らかになった。
調査の結果、オフィス内の空調設定温度が決まっているのは全体の72.4%で、設定温度で最も多かったのは28°C、次いで26℃(18.4%)、27℃(16.6%)の順だった。これらの設定温度について、女性は60%が「寒い」と感じている一方、男性の場合は36.2%が「寒い」、34.8%が「暑い」と回答している。
またオフィスの設定温度を「黙ってこっそり変更」する人が全体の過半数を占めていることも明らかになった(62.1%)。女性が温度を上げる(61.8%)一方で、男性は温度を下げる(54.7%)傾向が見受けられたという。
こっそり変更したにも関わらず、元に戻された経験のある人も全体の73.7%いた。さらに、戻された経験のある人(277人)のうち、「再度、希望の温度に変更したことがある」と回答した人は女性78.9%、男性76.8%とほぼ同数。
「上げては下げられ、下げては上げられるといったエアコンの設定温度の変更合戦が、オフィス内で繰り広げられているようだ」(同社)。
調査はジャストシステムが6月13日から20日にかけインターネットを用いて実施した。対象はオフィスに勤める「20代」から「60代以上」までの男女各100サンプル(計1000サンプル)。
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