パナソニックは3月28日、4Kテレビの新製品として、「EX750」シリーズ3機種、および「EX600」シリーズ3機種を発表した。いずれも4月28日に発売する。価格はオープンプライス。
シリーズ名 | EX750 | EX600 | ||||
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型番(画面サイズ) | 43EX750 | 49EX750 | 55EX750 | 43EX600 | 49EX600 | 55EX600 |
想定価格 | 22万円前後 | 26万円前後 | 30万円前後 | 17万円前後 | 21万円前後 | 24万円前後 |
発売日 | 4月28日 |
EX750シリーズは、倍速駆動の4K液晶パネルに独自の「ヘキサクロマドライブ」を組み合わせて画質を磨いたモデル。ローカルディミングの画面分割数は従来機「DX750」シリーズの「数十倍以上」(同社)とし、さらに色再生性やコントラスト、鮮やかさも補正ポイントを増やすなどして改良。「2016年ハイエンドモデルのDX950シリーズ相当の高画質を実現した」という。
「色再現性では、とくに難しい低輝度域で忠実性を向上。またコントラストを高めることで暗いシーンでの黒つぶれを改善した」(同社)。43V型、49V型、55V型の3サイズをラインアップしている。
一方の「EX600」シリーズは、昨年のDX600シリーズの後継となるミドルレンジモデル。新たに55V型をラインアップしたほか、3サイズすべてにIPSパネルを採用した点が特徴になる。視野角の広さに加え、輝度の向上とHDR対応などを合わせ、製品としての総合力をアップしたという。
コンテンツ選びを効率化する「アレコレチャンネル」
また両シリーズ共通の新機能として、「アレコレチャンネル」を採用した。縦軸に放送中の番組や録画番組、ネット動画を並べ、横軸にそれぞれのコンテンツを配したタイル状のユーザーインタフェース。メディアを横断して見たい番組を選べるようになった。なお、録画番組には、USB接続の外付けHDDに加え、ネットワーク接続したDIGAシリーズで録画した番組も含まれる。またキーワードによる録画番組とネット動画の横断検索、録画先(外付けHDD、DIGA)を跨いだ未視聴番組の一覧表示なども実現している。
EPG(電子番組表)は、現在と未来の放送番組に加えて放送済みの番組も参照できる「過去未来番組表」に変わった。全録対応モデルを含むDIGAシリーズと組み合わせれば、ホームネットワークを介して番組の視聴や録画予約が簡単に行える。なお、対応するDIGAは、2013年秋以降に発売されたモデルとなっている。
このほか、スマート機能に合わせてリモコンも変化。新たに「マイアプリ」ボタンを設け、ユーザーがよく利用するネット配信サービス(hulu、dtv、YouTube)を割り当て、ボタン一発で起動できるようになっている。
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