ヤマハは7月27日、ネットワークオーディオプレーヤーの新製品「NP-S303」を発表した。2011年の「NP-S2000」以来、久しぶりとなるフルサイズモデル(435mm幅)。トラディショナルなオーディオファンに向け、8月下旬に発売する。価格は4万9000円(税別)。
DLNA準拠のネットワークオーディオ再生機能に加え、USBメモリからのハイレゾ音源再生、「Spotify」「radiko.jp」といったストリーミングサービス、Bluetooth送受信機能など、多彩な音楽ソースが楽しめるプレーヤー。もちろん独自のマルチルーム再生機能「MusicCast」やAppleの「AirPlay」にも対応している。「トラディショナルなオーディオファンに向け、1台追加するだけで音楽コンテンツの幅がとても広がることを訴求していきたい」(同社)
操作は専用アプリ「MusicCast CONTROLLER」もしくは付属のリモコンを使用する。リモコンには新たに10個のプリセットボタンを備え、例えばradiko.jpのラジオ曲やネットワークサーバ(PC、NASなど)やUSBメモリのディレクトリなどを登録できる。
DACはバーブラウンの「DSD1791」で、最大192KHz/24bitのPCMおよび5.6MHzまでのDSD再生をサポート。ヤマハ独自のネットワークモジュールに加え、デジタルとアナログを完全に分離して相互干渉を抑えた回路設計、音声信号経路の最短化、ハイエンドモデルにも採用される高音質パーツなど、低価格モデルながら音質面にもこだわった。アナログ出力のRCAピン端子は金メッキが施されている。
出力端子はアナログ、光デジタル、同軸デジタル。外形寸法は435(幅)×87(高さ)×289(奥行き)mm。重量は約2.7kg。
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176.4k/192kHzのWAV再生に対応したヤマハのネットワークオーディオプレーヤー「NP-S2000」。演奏現場の空気感がより生々しく再現される様は、ハイレゾファイル再生の妙味といえる。
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