セブン&アイ・ホールディングスは5月31日、電子マネー「nanaco」の発行件数が、5月31日に200万を超えたと発表した。カードタイプの「nanacoカード」と、NTTドコモとauのおサイフケータイで利用できる「nanacoモバイル」の数を合わせた数字。
nanacoはセブン&アイグループのクレジットカード発行会社、アイワイ・カード・サービスが発行するプリペイド型電子マネーで、初年度に1000万枚の発行を目指している。4月29日にサービスを開始し(4月23日の記事参照)、5月21日には登録数100万件を突破(5月24日の記事参照)、その後10日で100万件の登録があったことになる。
発行件数 | 日付 |
---|---|
20万件 | 4月27日(5日目) |
30万件 | 5月6日(14日目) |
50万件 | 5月14日(22日目) |
100万件 | 5月21日(29日目) |
200万件 | 5月31日(39日目) |
サービス開始時は東京都内(町田市を除く)のセブン-イレブン約1500店でスタートしたが、5月14日に約4760店(関東、東北、新潟)、5月28日には全国約1万1730店で利用できるようになった。利用可能エリアが広がるにつれて、順調に利用者が増えていることが分かる。また、100万件突破時にはnanacoモバイルの割合は15%だったが、200万件現在nanacoモバイルの割合は10%に下がっている。
なお当初、店頭でのnanaco会員登録には住所の記入が必要だったが、5月12日以降は店頭申し込みに限り、住所記入が不要になった(PCから申し込んだ場合や、nanacoモバイルでは引き続き住所の記入が必要)。セブン&アイ・ホールディングスでは、「登録項目については長期間議論が続いていたが、発行開始1週間前に住所入力は不要ということに決定した。しかし既に申し込み用紙の手配も済んだ後であり、開始直前ということで、混乱を避けるために住所の記入をお願いする形でスタートした」(広報部)と説明している。
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