富士経済は8月31日、トイレタリー用品4分野28品目についての市場動向調査「トイレタリーグッヅマーケティング要覧2007 No.2」を発表した。同調査は、「バス」「オーラルケア」「トイレ」「ベビー他」という4分野について実施したもの。
バス分野では、2005年に落ち込みを見せたシャンプーが、エフティ資生堂の「ツバキ」、カネボウホームプロダクツ(現クラシエホームプロダクツ)の「いち髪」といった新ブランドの投入により市場が活性化し、2006年には増加に転じた。2007年のシャンプー市場も引き続き拡大し、前年比1.1%増の1470億円に達するものと見込まれている。そのほかヘアトリートメント、洗顔料、ハンドソープなども増加しており、バス分野全体では毎年少しずつ市場を拡大している。
オーラルケアは、デンタルフロス、洗口液、義歯安定剤、義歯洗浄剤が順調に市場を拡大。歯ブラシは市場の縮小が続いていたが、2006年に増加に転じ、2006年のオーラルケア市場は前年比2.3%増となった。2007年も順調に拡大し、同2.7%増が見込まれるという。
トイレ分野は、ライオンの「ルックきれいのミスト トイレ用」のヒットにより、トイレ用芳香・消臭剤が市場を拡大し、また、トイレットペーパーは大王製紙、王子ネピア、日本製紙クレシアの大手3社を中心に、価格改定が浸透して市場を拡大している。
ベビー他の分野は、自動車用芳香・消臭剤、冷用枕が伸びているものの、他の品目が落ち込みを見せているため、全体市場は縮小しているという。
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