東京急行電鉄と東急カードは11月19日、PASMO電子マネーを利用するとポイントが貯まる「PASMO電子マネーTOKYUポイント」のサービスを開始すると発表した。PASMO事業者(別記事参照)がPASMO電子マネーに連動するポイントサービスを提供するのはこれが初めて。
PASMOは、駅定期券売り場などで販売されているタイプの他に、クレジットカード会社が発行するオートチャージ付きタイプが発行されている(別記事参照)。ポイントサービスの対象となるのは、このオートチャージ機能付きのPASMOのうち、東急カードが発行するクレジットカード「TOKYU ポイントカード TOP&」にひも付けられたもののみだ。
ポイントが付与されるのは、乗車券ではなく、電子マネーとしてPASMOを使った場合。駅売店「toks(トークス)」や飲料自販機、流行発信ショップ「ranKing ranQueen(ランキンランキン)」など、東急線の駅構内でPASMO電子マネーを使うと、決済金額200円につきTOKYUポイントが1ポイント貯まる。
毎月16日から翌月15日までの間に利用したPASMO電子マネーの合計金額からポイントを算出し、翌月以降に加算する。TOKYUポイントは、TOP&カードのポイント口座にカード利用分と合算されて貯まっていく。貯まったポイントは、従来通りTOKYUポイント加盟店で利用できるほか、PASMOにチャージして電子マネーや乗車券として利用できる。
TOP&のクレジットカードポイントであるTOKYUポイントを、電子マネーとして使った場合でも貯められるというところが本サービスの主眼だ。東急カードではすでに、カード利用で貯めたTOKYUポイントをPASMOへ移行可能にするサービスを提供していた(別記事参照)。TOP&ユーザーは今後、カード利用の場合だけでなく、電子マネー利用の場合でもTOKYUポイントを貯められることになる。
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