マツモトキヨシ、中国人観光客向けに「銀聯」を導入

» 2008年02月08日 12時19分 公開
[Business Media 誠]

 マツモトキヨシと三井住友カードは1月29日、3月をめどにマツモトキヨシ45店舗で銀聯(ぎんれん)カードによる決済に対応すると発表した。試験導入中の東京・大阪3店舗に加え、東京、千葉(成田周辺)、京都、福岡といった中国人観光客が多く訪れるエリアの店舗で導入する。

 銀聯は中国で広く普及した決済方式で、中国国内の発行枚数は約13億枚。中国人にとって最もポピュラーなカードとなっている。カードを呈示し、サインまたは暗証番号を入力すると、口座から利用額が引き落とされる。

銀聯カード

 中国では人民元の持ち込み・持ち出しに限度額があるため、特にショッピングを目的に海外旅行に出かける中国人にとっては、現金を使わずに済み、手持ちのカードで決済可能な銀聯加盟店はありがたい存在だ。日本でも、ショッピング目的で来日する中国人観光客を狙い一部百貨店が導入しているほか(参照記事)長崎の商店街が大量導入(参照記事)するなど、銀聯に対応する店舗が増えつつある。

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