新社会人の平均家賃額、一番高い部屋に住んでいるのは「商社」

» 2008年04月02日 14時25分 公開
[Business Media 誠]

 4月から新しい生活を始める1人暮らしの新社会人は、どんな部屋に住んでいるのだろうか? ネクストの調査によると、全体の66.0%が一部屋タイプ(ワンルーム、1K)に住んでおり、家賃の平均は5万9400円であることが分かった。

 一方で10万円以上の物件に住んでいる人は1.2%。この“差”は就職先によって出てくるのだろうか? 就職先を業種別に見ると、平均家賃が最も高いのは「商社」で6万5500円、次いで「マスコミ・広告」が6万4900円、「不動産」が6万3300円という結果になった。「商社、マスコミといえば華やかなイメージをもった業種の代名詞で、家賃の支払い額から見てもイメージを裏切っていないことがうかがえる」(ネクスト)

 また何かと話題になった「団体・公益法人・官公庁」は、“意外”にも平均家賃を下回り5万7200円だった。

 インターネットによる調査で、2008年度入社予定の大学生・短大生の266人(男性55人、女性195人)が回答した。調査期間は1月29日から3月16日まで。

新社会人がこだわる住まいの設備

 新社会人に「住まい選びで絶対に譲れなかった条件」を聞いところ、最も多かったのは「独立バス・トイレ・洗面」で57.6%。女性は「2階以上」「室内洗濯機置き場」「オートロック」といったセキュリティ関連のほか、「収納スペース」「ガスコンロ」など家事関連の設備が目立った。

 一方の男性は「高速インターネット回線」「インターネット接続料込み」など、ネット関連にこだわりがあるようだ。また意外だったのは、「独立バス・トイレ・洗面台」を必要条件に挙げたのは、女性よりも男性のほうが多かった。ひげそりや眉毛のカット、整髪など朝の身だしなみに時間をかける男性が増えてきているのかもしれない。

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