海外でのトラブル、最も多いのは?

» 2008年04月04日 15時00分 公開
[Business Media 誠]

 旅行が趣味という人は多いが、時に旅先で大事なトラブルに巻き込まれることもある。日本語が通じない海外でトラブルに出くわすと、心細さは倍増するものだ。海外に出かけた日本人は、旅先でどんなトラブルに巻き込まれたことがあるのだろうか?

 海外旅行または滞在した際、トラブルにあった経験がある人は14%(7人に1人)で、具体的には「病気」(4.6%)、「スリや置き引きなどの盗難」(3.9%)、「旅券、財布、航空券などの紛失」(1.8%)といった回答が多かった。また最近ではチベット自治区で暴動が起きたが、「内戦、デモなどの政治問題に起因する緊急事態」にあった人は1.4%いた。

 外務省は「海外安全に関する意識調査」を実施した。面接による調査で、20歳以上の男女1301人が回答、調査期間は1月11日から1月27日まで。

「テロに巻き込まれる危険があるので、海外渡航は控えるべき」と回答した人は2割

 海外でのトラブルを防ぐためには、渡航先の情報を事前に収集することが大切。他の人はどのように情報を入手しているのだろうか。情報の入手先は「旅行会社の窓口」が最も多く63.7%、次いで「旅行雑誌、ガイドブック」(33.4%)、「テレビ、ラジオ」(25.4%)、「新聞、一般の雑誌」(20.8%)。一方で情報を入手しないで出かける人も7.8%いた。

 世界各国でテロ事件が多発しているが、海外への渡航についてどのように考えているのだろうか。「テロが頻繁に起こっているような地域への渡航は控えるべき」と回答した人は60.9%、「テロに巻き込まれる危険があるので、あらゆる国への海外渡航はできるだけ控えるべき」とした人は20.4%。反対に「自己判断で行くべき」と回答した人は8.4%、「どんな場合でも、自分がテロに巻き込まれるとは考えられない」という人は1.5%だった。

テロ事件が多発しているが、海外へ渡航することをどのように考えているか?

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