ゴールドカードを持つ理由、きっかけは“旅行”

» 2008年01月21日 20時39分 公開
[Business Media 誠]

 ゴールドカードの利用者であればレストランやホテルなどで何気なく“金色のカード”を差し出すことで、ちょっとした優越感に浸れる人も多いだろう。ゴールドカード以上(プラチナやブラックなどを含む)の利用者に、ステイタスカードを保有するきっかけを聞いたところ、「海外旅行時の保険」(47.9%)「国内外での空港ラウンジ利用」(46.8%)「マイレージ特典」(33.0%)がトップ3。いずれも旅行に関する理由であることが、楽天リサーチの調べで分かった。

 また4位には「ポイントが貯めやすい」(29.8%)がランクイン。ステイタスカードを保有する人は、高額商品購入や幅広い用途でカードを利用することが明らかになった。

 調査会社の楽天リサーチは「クレジットカードのゴールドカードに関する調査」を実施した。インターネットによる調査で、20〜60代の男女1000人が回答。調査期間は2007年12月18日から12月19日まで。

ゴールドカードを“持ちたい人”は約4割

 メインで利用しているクレジットカードのタイプを聞いたところ、「ゴールドカード」は9.1%、「プラチナ、ブラックなどの最上級カード」は0.3%、「一般カード」は89.9%。メインカードの発行会社について、ゴールドカード以上の利用者は「JCBカード」(22.3%)「ANAカード」(20.2%)が2割を占め、「三井住友カード」「JALカード」(いずれも10.6%)と続いた。一方、一般カードの利用者では「楽天カード」(25.8%)が断トツで、次いで「JCBカード」(9.0%)「セゾンカード」(8.1%)となった。

 一般カードの利用者にゴールドカードを持ちたいか? と聞いたところ「ぜひ保有したい」(8.0%)と「どちらかといえば保有したい」(31.6%)を合わせると約4割の人は“持ちたい”と考えているようだ。ゴールドカードを持ちたいと思っているのは、男性20〜30代が約5〜7割で最も多い。また年収別で見ると「700万円以上〜800万円未満」と「400万円以上〜600万円未満」がそれぞれ半数を占め、国内外出張頻度では、海外出張年間頻度「1〜2回」(54.3%)、国内出張年間頻度「6回以上」(67.2%)が多かった。

現在利用中のメインカード

 

ゴールドカードを“持ちたくない”理由は?

 ゴールドカードを“持ちたくない”人に理由を聞いたところ、「一般カードで事足りる」(45.1%)「年会費が高い」(42.5%)が目立った。それでは年会費がいくらくらいならゴールドカードを保有するのか? この質問には「5000円以下」が97.4%で、圧倒的に多かった。

 ゴールドカードを持ちたくない人にとって、どんなサービスが充実すればゴールドカードを保有したいのか、と尋ねたところ「ショッピングに関する特典」(67.6%)「ポイントが貯めやすい」(57.5%)「不正利用された際の損害補償」(44.8%)という結果となった。

ゴールドカードを持ちたくない理由

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