不調の家電、叩いたら「完璧に直った」人は約1割

» 2008年09月12日 17時31分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 テレビやPCの調子が悪くなった時、あなたはどうするだろうか。冷静に電源を抜き差ししたり、サポートセンターに連絡したりする人も多いかもしれない。しかし、もっと単純な打開策――「叩いてみた」という経験はないだろうか。

 アイシェアの調査によると、テレビや冷蔵庫など家電の調子が悪い時に、叩いたことがあるという人は59.7%いることが分かった。

 叩いたことがある人のうち、1年以内に叩いたという人は34.7%。年代別に見ると、20代が31.8%、30代が35.0%、40代が40.2%と年代が上がるほど高くなっている。

テレビや冷蔵庫など家電の調子が悪い時に叩いたことがあるか(出典:アイシェア)

 叩いたことがある家電について尋ねると、「ブラウン管テレビ」が71.1%でトップ。以下「リモコン」(32.9%)、「ラジオ」(19.1%)、「ビデオデッキ」(16.6%)、「PC」(16.2%)が続く。中には「冷蔵庫」(4.3%)、「炊飯器」(1.4%)という回答もあった。

叩いたことがある家電製品(出典:アイシェア)

「壊れた」人も0.7%

 叩いた結果、家電は直ったのだろうか。叩いた経験のある59.7%の回答者(277人)に尋ねると、「完璧に直った」が9.4%、「一時的に直った」が67.1%。残念ながら「壊れた」という人も0.7%いるが、4人に3人は直っているようだ。この結果にアイシェアでは、「『叩けば直る』という行為は、あながち無駄とは言えないのかもしれない」とコメントしている。

 携帯電話による調査で、対象は男女464人(男性54.7%、女性45.3%)。調査時期は8月29日から9月1日。

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