建売住宅VS.注文住宅はどちらが便利？――暮らしの便利度で比べてみる：3-3．住まいの選択、完全理解！（2/3 ページ）

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注文住宅では自分がこだわりたい点に力を入れられるのが魅力！

　「注文住宅」では、アイデア次第で利便性・機能性の高いオリジナルの家作りができます。基本的にどんな家作りも可能で、法律で定められた構造強度の基準などをクリアすれば、基本的に制約はありません。予算に応じたプランを立てられるので、こだわりたい部分やコストを下げたい部分など、予算の範囲内で希望にかなう住まいを実現させられます。

　住宅を建てる方法で望ましいのは「専門家と詳細に検討して完成させる」と考える人が最も多く、さらにその理由として「住まいに自分の好みを取り入れたいから」と答えた人が75％となっているようです。「住宅を購入する」＝「オリジナルの家作り」と考えている人がほとんどだと分かります。間取りやインテリアのデザインを始め、住設備、外壁・内壁の仕様やカラーなど、使い勝手の良い便利な暮らしを自分で作り上げる楽しさは、注文住宅ならではの醍醐味といえるでしょう。

　近年、多目的空間として使うための広々としたLDK（リビングダイニングキッチン）や、防犯・エコなどの設備に対するニーズが高まるほか、建築技術の向上により材質にこだわりを持つ人も増えています。例えば、湿気の多い日には水分を吸収し、乾燥した日には水分を吐き出す性質を持つ天然素材による木造住宅、家族のアレルギー体質を考慮して天然塗料やクロスののりにでんぷん質のものを使う住宅などさまざま。また、メンテナンス費を少しでも抑えるために、耐久性の高い素材を使用する省エネ住宅なども挙げられます。これらは、住む人が快適に暮らせるだけでなく、環境にも配慮されているため、地球に優しい住宅といえるでしょう。