「FX(外国為替証拠金取引)」と聞いて、どんことをイメージするだろうか? 中には投資信託などの金融商品と違って、「短期売買で利益を狙う」といったイメージを浮かべる人もいるだろう。特に高レバレッジを効かして取引をしていれば、数日というより、2〜3時間で決済するケースも珍しくない。
そこで今回は日中は会社員として働きながらも、FX取引をしているN.Kさんの事例を紹介する。普段、N.Kさんは忙しい生活を送っているため、「スキャルピング」という手法で売買を繰り返している。そのスキャルピングとはどのような手法なのだろうか? FXの投資経験はまだ1年ほどだが、試行錯誤しながら取引を行っているN.Kさんに話を聞いた。
取引プロフィール
N.Kさん(男性)会社員32歳
本人コメント:レバレッジを高くして少しの値動きで取引します。
1.投資経験は?
株式投資2年。FXは1年前からです
2.元手はいくら?
50万円です。
3.取引通貨は?
NZドル/円。
4.取引する時間帯は?
経済関係の統計発表がある時間帯です。
5.よく使うチャートは?
ローソク足。
6.取引期間は?
長くても2日。ほとんどが数時間。
7.成績は?
今のところプラスマイナスゼロです。
――なぜFXをはじめたのですか?
これまで転職を2回経験し、ようやく仕事が落ち着いたころで30歳になりました。特に貯蓄はなかったのですが、将来のことを考えそろそろ「資産運用しよう」と決意。元手は10万円と少ない資金でしたが、株式投資を始めました。初めてのことばかりでしたが、興味深く見ていたのでそれほど難解とは感じませんでした。
株式投資を始めたのは資産形成が目的だったので、長期投資を基本に考えていました。しかしチャートを使ったデイトレードにも興味を持ち始め、やがてFXのことを知りました。FXについて調べてみたところ、「デイトレなどの短期売買にはもってこいの商品だ」と思いました。買いだけでなく売りもでき、さらに手数料などのコストが安い。このほか元手資金が少なくて済むなど、柔軟性と機動力のある商品だと感じました。
とはいえ、デイトレなどの短期トレードは初めてでしたので、まずはFX取扱会社などで提供している、デモトレードを試しました。私の信条は“習うより慣れろ”で、とにかくいろいろ試し、分からないことはその都度調べていきました。そしてデモトレードでは、元手50万円を1カ月で80万円に増やすことができました。
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