デイトレよりもさらに短期間――スキャルピングという手法とは?FX好きを探せ(2/2 ページ)

» 2009年03月11日 13時23分 公開
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――実際にどんな取引をしていますか?

 デモトレードを卒業し、実際の取引を開始したときの元手は50万円です。取引通貨としてNZドル/円を選んだ理由は、学生時代に何度かニュージーランドに行ったことがあり、馴染みがある通貨だからです。

 レバレッジについてですが、私はかなり高くしていますね。最低でも10倍。少額での取引でレバレッジを高くし、少しの値動きで利益を狙う手法です。相場の動きが活発になりそうな時を狙って取引します。例えば雇用統計などの数字が発表されるときや、要人の発言があるときのタイミングで売買しています。

 そうは言っても、簡単に利益を出すことはできません。私が狙うのは数十銭の値動きなので、PCからは目が離せません。最初のころは思った方向に動かなかった場合、なかなか損切りができなかったので、何度もロスカットされました。レバレッジが高いので、あっという間にロスカットされます。最悪ゼロになってもよいお金しか投入していませんが、やはり損をすると気が滅入ってしまいますね。

 私の場合、「スキャルピング」という数時間で決済する手法で売買しています。デイトレよりももっと短い間に取引する手法ですね。これまでいろいろ失敗を重ねましたが、今は取引リズムをある程度確立できました。株式投資でもそうですが、何かの発表(例えば企業の決算など)がある時はその予測を織り込んで株価が動きます。

 為替も同様に、経済発表や要人発言の前にはその予想を織り込んで値段が動いています。ですから発表前後にはその思惑が交差して値動きが上下する傾向があります。しかし、しばらくしてからどちらかの方向に落ち着く傾向も見られます。そのような場合、私はしばらく様子を見て、どちらかの動きに安定したら注文を入れるようにしています。

5分足のチャート

 損切りはちゃんと設定していますが、最初は怖くてなかなかできませんでした。ですから何度もロスカットされてしまったのです。今は40銭(NZドル)逆の方向に動いたら損切りするように決めています。

 為替は“丁か半か”の世界かもしれませんが、情報やチャートという根拠を探す道具があるわけですからまったくの博打とは違います。私の場合は5分刻みのローソク足(5分足)を使って値動きの方向を確認するようにしています。

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