亭主関白ではなく友達、恋人――イマドキの夫婦の形

» 2009年04月09日 12時10分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 I&S BBDOは4月9日、「ヴィンテージ・ジェネレーション※」(1937年〜1953年生まれ/現55〜72歳)、「新人類世代」(1960年〜1968年生まれ/現40〜49 歳)、「団塊ジュニア世代」(1972年〜1981年生まれ/現27〜37歳)の既婚者に「自分たち夫婦のタイプ」を尋ねた調査結果を発表した。「自分たち夫婦が最も当てはまると思う夫婦タイプ」として、「対等パートナー」「亭主関白」「カカア天下」「友達」「恋人」「ルームメイト」の6タイプから1つを選んでもらったもの。

※ヴィンテージ・ジェネレーション……「豊富な生活経験を通して成熟したバリュー意識を備え、生き生きとした未来志向を携えた購買力豊かな生活者」と同社が定義して名付けた。

 3世代共通で最も高かったのは「対等パートナー」で、いずれも全体の3分の1前後を占めたものの、年代が下になるほど比率が低下している(ヴィンテージ37.5%、新人類35.0%、団塊ジュニア33.2%)。

 ヴィンテージで第2位だった「亭主関白」は新人類や団塊ジュニアでは比率を落としており(ヴィンテージ24.0%、新人類12.3%、団塊ジュニア11.7%)、代わって「友達」(ヴィンテージ7.0%、新人類15.5%、団塊ジュニア19.6%)や「恋人」(ヴィンテージ1.3%、新人類3.6%、団塊ジュニア9.5%)の比率が高くなっている。一方で、「カカア天下」はいずれの世代でも15%前後の比率で第3位と安定勢力になっている。

 ヴィンテージ・ジェネレーションは郵送調査、新人類世代と団塊ジュニア世代はインターネット調査で、対象は男女3000人(各世代1000人ずつ)。調査期間は2008年9月18日から10月3日。

自分たちの夫婦タイプ(出典:I&S BBDO)

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