金森マーケティング事務所の体育会系コピーライター&プランナー。スポーツ市場の販促やプランニングを得意とする。
まずは体験してユーザーの立場に自分をおくことから商品や企画を始めたい性質(タチ)。根性系の自転車レースやトレイルランに好んで出場するが、大抵はレースの制限時間と格闘、誰よりも長くレースを楽しんでい ることが多い。
「いつ取材されてもいいように」とおしゃれなコーディネイトを考えるため、毎回遠征は大荷物。めったにないくせに「表彰式用のウエア」までいつも用意している。「スカートをはいてランニングを始めたのは私だ」と言い張っているが……。
運動不足解消や健康維持のため、自転車通勤を始めたいと考える人を応援する本連載。1回目は自転車通勤のメリットや、いわゆる“ママチャリ”や“シティーサイクル”はなぜ長距離乗ると疲れやすいのかといったことについて説明した。2回目となる今回は、親身になって初心者をサポートしてくれるショップや、各ショップオススメの“最初の1台”にふさわしい自転車を紹介する。
いざ自転車を買おうと思い立ったとき、最初に迷うのが「どこで買うか」「どんな自転車を買うか」ではないだろうか。友達に自転車乗りがいるなら聞くもよし、ネットで調べるもよし、本を買うもよし。焦らず、じっくり情報収集をしたい。
家や職場の近くにバイクショップが全くないから通販で、と考える人もいると思うが、初めて買うときはできる限り実際にお店へ足を運び、実物を見て、触ってから買うようにしたい。選択肢がたくさんある場合は、メンテナンスのことを考えて、気軽に持っていける範囲内にあるショップがベストだ。
ショップは対面販売で、店員さんが親切に購入からメンテナンスまでケアしてくれるところがおすすめ。予算としては、初心者向けの自転車であれば、5万円程度から良いものがいろいろそろっている。とはいえ、自転車の価格はピンキリ。この価格なら良い、というものではないので、まずは自分が気に入ったものを選ぶのが長続きのコツ!
身体の一部として、通勤時の相棒として長く付き合うバイク選びは、ぜひとも慎重を期してほしい。身長が同じだからといって、同じサイズのバイクが合うとは限らない。腕や脚の長さ、体型、筋肉量や質によって、全く違うバイクが合う時もある。
サイズの選び方を間違えば、腰痛やひざの痛みといった身体の不調や、落車、接触事故につながる危険性も考えられる。「安くするよ」などと甘い言葉に誘われて購入したバイクのサイズが全く合わず、結局買い替える羽目にあった、という切ない話は多い。悪質な「自称プロショップ」も少なからず存在するのだ。
また、俗に「ルック車」と呼ばれる“なんちゃってスポーツバイク”などにも注意をしなければならない。一見マウンテンバイクやクロスバイクのように見えるのだが、頑丈な作りをしておらず壊れやすい。よく見ると、「悪路を走らないでください」などと極小の文字で注意書きがあったりするものがそうだ。「安さにつられて買ったらルック車だった」という話は、ちょっとネットで検索してみればたくさん出てくる。ルック車なのかちゃんとしたバイクなのかは見た目では分かりにくい。初めのうちはやはり、信用できる店で取り扱われている自転車を選ぶのが無難だ。量販店やネットで購入する場合でも、できるだけ自分とフィーリングの合う店をまずは探そう。
「完璧に調整できた安いバイク」は「調整していない高級バイク」よりも、乗りやすさでは上になる。これをふまえた店選びはとても重要だ。車体選びからウエア、乗り方やメンテナンス方法まで教えてくれる、初心者大歓迎のお店は全国にたくさんある。そのうちのおすすめをいくつかご紹介しよう。今回紹介するのはすべて、初心者大歓迎のショップばかりだ。また各ショップのスタッフに、通勤はもちろん、趣味の1台としても十分に楽しめるおすすめバイクも紹介してもらった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング